「ついに新年明けたね。明けましておでめとうサソリ」
「俺らには関係ねぇだろ」
「スルーですか。恥ずかしくなるから何かしらの反応欲しかったよ。…でも少なくとも鬼鮫はそうは思ってないよ。だって雑炊とか御節とか忙しいって連呼しながらるんるんして作ってた」
「あいつ顔と行動が一致してねぇな」
「んなの前からだよ。…そんなことよりさ、午年といえばなんだが、馬に乗れるってすごくない?」
「はぁ?」
「いや、乗馬ってカッコいいよ。私も乗れるようになりたい」
「ほう。…俺が教えてやろうか?」
「え!できるの?サソリすごい、見直したよ」
「いや、俺は出来ねぇがヤリ方はわかる」
「…今なんか発音違くなかった?」
「気のせいだろ。じゃ、さっさとヤろうぜ」
「いややっぱり発音違かった。聞きたくないような気もするけどサソリは一体乗馬という名目で何をやるつもりっすか」
「あ?何ってナニだろ。俺の手綱は体内に埋め込むタイプだからうっかり手放すようなことはないぜ」
「やはりそうですか。少しでも期待した私が馬鹿でした愚かでした。今すぐにでも去勢してきてはいかがですか良い動物病院紹介しますよ」