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「角都さん角都さん」
「なんだ」
「お小遣いほしいな」
「今月分はもうやっただろう」
「いやーその、小遣いアップしてほしいなーなんて」
「この赤字の時に。小遣いが欲しいなら働け。減給するぞ」
「えぇぇ!話が逆の方向に向かってる…!」


「ねーねーデイダラぁ」
「なんだよ気持ち悪い」
「気持ち悪いは余計」
「さっさと用件いいやがれ。うん」
「お小遣い欲しい!頂戴!」
「おとしだまならやれるぞ。うん」
「え!本当?!頂戴頂戴!」
「本当にいいのか?うん」
「大歓迎!」
「そうか。なら、」

ごつん

「いったあああ!なんで殴んの?!」
「だから言っただろ。いいのか?って。ぶふっ」
「まさか、お年玉って…!」
「そう落とし玉」
「で、で、デイダラのばかぁぁぁ!」


「サソリさん」
「あ?」
「お小遣い、欲しいな」
「…手ェ出せ」
「(サソリさんがお小遣いくれるなんて明日は雪か?!)」
「ん」
「…ん、って、ナニコレ」
「分かんねぇか。小遣いだ」
「いや、何もないけど」
「そいつはな、馬鹿には見えない金なんだよ。そうか、見えないのか。残念だったな」
「へぇー。私、馬鹿なんで見えないから馬鹿でも見えるお金を下さい」


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