短編 | ナノ

 ↑二つのおまけ

(おまけ)

※試合終了後、秀徳敗北

「あー、疲れた」
「お疲れ様でーす」
「しかし良い試合だったな」
「ああ、何だかんだ言いつつ悔いはねーよ」
「てか何でさっきから緑間黙ってうつむいてんの?また自分のせいだとか言い出したら轢くよ?」
「………」
「緑間?」
「おい緑間、どうした?」
「真ちゃん?はっ、まさか赤司に何かされた!?」
「何!?お前何でそれをもっと早く言わないんだ!!」
「木村、」
「任せろ大型トラック出してやる」
「真ちゃん何されたの!?怒らないから言いなさい!」
「……………」
(ぎゅうっ)
「………えっ」
「何大坪お前何されてんの」
「俺が聞きたい」
「マジレスするなら緑間に背中にしがみつかれてる、だなってうおっ!?」
(ぎゅううっ)
「次は木村か」
「真ちゃーん?どうしちゃったのマジで」
「おい緑間意味分かんねえから何とか言え轢くぞこr」
(ぎゅううううっ)
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「……宮地、顔ヤバいぞ」
「そういう大坪も緩みまくってるぞ」
「木村先輩も相当ッスよ」
「うるせえ一番顔面崩壊起こしてる奴は黙ってろ」
「……」
(ぎゅうううううう)
「おわっ」
「先輩たちが真ちゃんに捕獲されてるwwww捕獲……ぐすっ」
「……ひっく」
「高尾が仲間入りしたぞ」
「とりあえずあれだな」
「「「何この可愛い生き物たち」」」





ユニフォームも着替えずに俺たちにしがみついてさ。
別にお前らに憧れてもらえるような出来た人間じゃないってーのに。
まったく。

「可愛い後輩だよ、お前らはさ」








秀徳早く家族になれ(真顔







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