それはうざったいくらいに晴れてハレ晴レユカイみたいな日のこと。


ゆゆはだるそうに空を見上げながら目を細めながらこう言った。

「お前らって如何にも双子です、って感じだよな」


只でさえだるくて面倒臭い月曜日に訳わかんない事を。

双子が似てちゃあかんのか。むしろ双子は似てるものだよ世間のイメージ的に。



「なにもう面倒臭いねお前は」


一応生まれたのが微妙に先で兄貴という事になっているなつせが先にゆゆに言い返したので、俺は構わず昼食の定番のコーヒー牛乳をずずずと音を鳴らして飲んでいた。



「ねぇ、なつの」


あ、兄貴の癖。

俺に話し掛ける時は髪を邪魔そうに耳にかける。


高校になって染めた、栗色の髪。

どうやら中学で俺がちょっと痛い病気にかかって茶髪に染めた時から憧れてたらしい。


「俺らそんなににてなくね」


「目が二つあるとことか似てるんじゃない」



我ながらベタな返しをしたと思う。

そんな漫画みたいに面白い返しが出る頭は残念ながら持ち合わせていなかった。


「じゃあ俺もなつのとなつせに似てんじゃね!?」

ゆゆは持ち前の馬鹿さ加減で食いついてくる。

「あーうん似てる似てる」

「じゃあ俺ら生き別れの兄弟じゃん」

「ツッコミが不在」



会話文だけじゃ最早誰が誰かわからないような状態なのでこの三人は本当にどこか似てるのかも知れないけど、黒髪と茶髪の差は意外に激しいものだったりする。


じゃあさゆゆが茶髪になればいいじゃん、空気読めよそんなんだから彼女できないんだよ。


「なつのお前今何か失礼な事考えただろ」

「何のことでしょう」


なんで心読んじゃってるのゆゆは。読心術でも会得したのかい。


「なつの、お前昔から顔に出るよな」

「兄貴だって癖あるでしょ」

「まじで」



あ、気付いてないのか。



(俺だけの…秘密?)

「きもちわる」


自分で考えた事が気持ち悪いよ。どこぞの携帯小説じゃあるまいし。これは女の子が男に思うようなことでしょ?


「え、今俺に気持ち悪いって言ったん、俺の癖そんなにきもいの?」

「授業中寝てる時半目」

「まじで? ゆゆ」

「半目どころか全開」

「うわーないわぁ…今度俺が寝てたら叩き起こしてくれ」


兄貴の癖はどうやら半目(ときどき全開)になったらしい。むしろそっちのが面白くていいかもね。





だからねぇ空は青い











ははは、まさかしょっぱなからBでLとでも思ったかい。甘いんだよ私の文章の進展のなさときたら


あ、我ながら分かりにくいと思ったのでキャラ紹介。


なつの:主人公に見えなくもない。このお話はなつの視点でお送りしております。

なつせ:兄貴。半目全開の癖がプラスされた。

ゆゆ:本名はユウ。漢字は未だにあほ作者が決めてないらしい。


気まぐれに続きます。





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