7月11日


「ヌナ、今日の午後どうせ暇ですよね?」


誰にも誘われなくて可哀想なヌナの為に僕が珍しく誘ってあげます。






暇だから事務所に来ていた私にそう言うチャンミン。



私が暇だと分かるなんて、流石だ。






『チャンミン、撮影は?』


「今日の分はもう終わったので。で、午後暇ですよね?」


『うっ、まぁ…暇ですけど?』


「じゃ、ヌナご飯食べに行きましょうか」


チャンミンは私の有無も聞かずに私をお店に連れていった。









『チャンミンが私とご飯を食べたがるなんて珍しいね』


嫌味ったらしく言えば


「友達の少ないナマエ(カタカナ推奨)ヌナをマンネの僕が気遣ってあげたんです」


感謝してくださいよ。



なんて私の嫌味よりも数倍のダメージの嫌味で返された。








チャンミンに連れられてきたのはタッカンマリ屋さん。





「ヌナ最近元気ないんですから、沢山食べてスタミナ付けて貰わないと困るんですよ」



イタズラに笑うチャンミン。





毒舌を吐きつつも、常に私の事を気にかけてくれる。






『ありがとう。やっぱり優しいねチャンミナ』


「何ですかいきなり。気持ち悪い」


『気持ち悪いって何よ!』




こんな毒舌が心地良いと思えるのもチャンミンだけだ。








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