★これが日常というもの3




その様子を見ていた凛人が霧音達の隣で呟いた。


「大丈夫なのか?」
「大丈夫だろ、あいつらなら、一応準団員だからな。」
「いや、詩音ちゃん達のほう」


霧音達は詩音達の方を見た。


「問題ないでしょう。入団テストで強さは確認しましたんで。」
「鬼のような人達ですから・・・」


魁と和音が言った。


「苓花と聖花はどうなんだ?」
「多分・・・大丈夫です」


霧音が言ったことに慧が答えた。


「なら、つえーだろ」


そう言っている間に少しずつ、まきあっがていた砂ぼこリが少なくなっていった。
見ていると1人2人と準団員がどんどん倒れていく、
残り5人になり1対1で戦い、倒した。

60人対5人の戦いは、5人の勝利に終わった。
終わった後、


「「あれ?これが君達の本気?」」
「口ほどにもないね♪」
「残念でしたね」
「ごめんなさい!みんな!そんな事言っちゃ駄目だよ(本当のことだけど)」


と、口々に言っていた。
そんな5人に対して凛人は心の中で“すげぇ”と呟くしかできなかった。
利音と鈴音が木刀をしまっている時に玲音と久音に声をかけられた。


「強くなったな、詩音も苓花も、お前達も。皆凄かったな」
「心配して損したな」
「やだなぁ、まだ本気だしてないよ〜玲音兄、久音兄」
「でも、いい運動になったかな?」


そう笑って利音と鈴音は詩音達の所へ戻っていった。


「子供の成長ってはやいな」
「お前は親父か」


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2007.10.29
(2017.04.12)
日和







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