お仕舞い/五条
 寝かすな、と言ったのはなまえで、酔っ払いの発言を真に受ける僕も僕だ。
 失恋を慰めるフリして飲ませた。かなりのペースで酒を入れる彼女が心配になったのも束の間、計ったようなタイミングで浮気した元彼から着信があった。俺の隣でなまえが泣いてんですが。どう責任取るつもり。ドスをきかせるとすぐに切れた。ちょろい。
「私のはじめてあげるんだからね」
「まさかその歳で」
「大学の時に経験あるわよ、それも酒の席」
 同じ過ちじゃん、と毒づきながら彼女をベッドに下ろした。
「あなたがつまらない男ならね」
「気をつけるよ」
 若気の至りが通用しない。


 要素がまったくいれられなかったけど薄い青が見えない夢主。五条の瞳の色がわからない。
「カラオケ行くか!」「今メイク落としたんじゃん。ふざけんな」みたいな会話見たい。
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