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異郷の猫とバカンスは宮城巡り。
人間関係にすれて心がくすんでしまったので磨いてくるというと大袈裟だなと返してくれたディタが大好きだ。ディタのやさしさは光になって優しくわたしをぷすぷす刺してくれる。やさしくしようとおもってそうしているのではない思いやりがとってもあったかくてありがたい。あったかいのはディタの体温もそうで、スキンシップを拒んでこないから嬉しい。嬉しいといえば、一週間後に迫った海外旅行である。魅惑のトルコ。
ディタは異郷の香りがする。トルコにてディタのかげをしらずしらずにわたしはさがすだろう。
猫ちゃんの写真もいっぱい撮る。
「おいしいごはん屋さん教えて」
ここなんかね、親戚がやってるんだけど。ディタが傍にいないくてもわたしは平気だ。でもいてくれるほうが3倍は幸せなのでわたしは今日も彼女にたくさん好きを伝えるのだ。
『足りない愛を何度でも』