The world between ...
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「三日月を象る孤島『エルドラ』の地図と共に、まだ見ぬ旅人へ。

北を向けば、過去と未来の交錯を学び。
南を向けば、森の中を織りなす光陰に出逢う。
東を向けば、聳える山の頂点にて土着神への讃歌を唄い。
西を向けば、人の世の業深さを繰り返す輪廻を識る。
現世に失せにし神々の生き様を伝承は示す。
海底の監獄は死してなお深き罪の贖罪のために。
神出鬼没の道化らは真中の天秤として全てを見渡す。
太陽の当たらぬ孤島に遺されたいにしえの神殿の先には。
「征服者達」が残した至上の財宝が眠り続ける。


――君が、を違えることのなきよう」

万學院
司書

「エルドラ」北端に位置する唯一無二の学府。
過去を伝える史料館、未来を紡ぐ科学館、現在を記録する図書館、空想を立証する天文館で構成されている。
ここで働く「司書」になることは国家資格として至上の栄誉。
また、「史料」と呼ばれる不老長寿の存在(化石系ポケモン)を追い求めており、彼らを得るためには手段を問わない野蛮な面も持つ。
「學信分離」の学則によってエルドラ二大宗教の「蓬莱神道」と「廿華密教」(ハツカミッキョウ)の信徒は入学することができない。












アレインとラインファルツ
人物

エルドラ南部を覆う「光陰の森」にある剣術と医術の名家。
森の南東にある湖のほとりに構える「アレイン家」は「光」として前途洋々の青少年らを弟子に武術を鍛えこんでいる。
反面、南西にある小川を渡り更に迷路のような道の奥に佇む「ラインファルツ家」は「陰」として「生ける屍」(フランケンシュタイン)を通じて不老長寿の探求を求めている。
両家共互いの存在は耳にするものの、実際に会ったことは今まで一度もない。







蓬莱神社
神職

エルドラの東部にある山の頂上にある神社。
豊穣の土着神(ランドロス)を祀る「蓬莱神道」の総本山。
万學院による「學信分離」の影響で北にあった本山を東端に移した。
蓬莱神道の教えは「生けるものは土に還り、土着神によって新たな生を得る」というもの。
西に属する波羅蜜組とは犬猿の仲で常に敵対視している。
しかし、最近は信者を集めるよりも火の車になりつつある神社の経営のための金策に躍起になっている。
おかげで高潔な宗教者のイメージよりもより現実味を帯び俗に満ちた調子になってしまっている。












波羅蜜組
組員

エルドラの西部を占める大所帯の任侠組織。
【頭領―若頭―その部下】
という構造を取っている。
万學院と関わりは深いものの、輪廻を教義とする「廿華密教」の信徒が大半を占めているために西端に追いやられた。
主な活動は万學院への協力――特に「史料」に関わる情報を莫大な報酬と引き換えに提供している。
その情報を得るためには今や禁止されている拷問すら厭わない。
彼らの経営する居酒屋「自鳴琴」(オルゴール)に出される肉料理は拷問に耐えかねて命を落とした者の末路と言われている。
万學院を追われた者や、司書になるに幼い者の為の私塾「慈縁堂」にて頭領自らが教鞭を振るっている。












黄金郷
神々

エルドラに伝わる伝承の理想郷。
黄金の柱を持つ空中神殿があると言われておりそこから「黄金郷」と呼ばれた。
万學院の求める「史料」とは別格の不老長寿の存在――伝承の神々とその眷族が暮らしている。
また、万學院を引退した歴代の館長は長すぎる余生をこの地で暮らす者もいる。
神々の眷族「六恵将」はエルドラの天候を司るという古来からの伝承があるが、彼らを実際に見た者はいない。











冥海
門番

エルドラに伝わる伝承の監獄。
大罪を犯した者が死ぬと行き着く場所。
死神の裁きを受けるために海底へ至る五つの門を守護する五人の門番をそれぞれ連続して倒さなければならない。四天王システム。
門番の総称は「ケルベロス」。それぞれ名前がギリシャ数字で、体の一部に名前のタトゥーを彫られている。







サロメの宴
役者

エルドラの各地を転々とするサーカス団。
玉乗り、ジャグリング、ナイフ投げ、空中ブランコに綱渡りと様々な芸当を織り交ぜた即興の演劇が人気を博している。
役者たちはみな本名を隠し、「即興仮面喜劇」(コメディア・デラルテ)の名を使っている。
なぜなら彼らは故意に身体の一部を特化させた「改造人間」の集まりであり迫害されるならいっそ見世物にしよう、と自ら芸人になる道を選んだから。
ちなみに「改造人間」にさせたのは万學院の科学館の連中である。
ゆえに彼らは科学館を憎んでいる。






アストラル神殿
└先住民

万學院によって発見されたエルドラ近海の遺跡島。
エルドラが「征服者達」に発見される前の先住民たちの末裔が暮らしている。
彼らの信仰する多神教の「アストラル教」の神々は黄金郷に属さず、この神殿で共に暮らしているという。
万學院の史料館の中で、一番蒐集されている史料は主にアストラル神殿のものである。
先住民達は学芸を司る「ミュゼコアトル」と呼ばれる九柱の女神の末裔とされており、それぞれ独自の文化や学芸を築いていった。
しかし、エルドラ本島には無許可で入ることが許されず、万學院を通して外交や交易をおこなっている。







関艦アルマダ
守衛艦

エルドラの空と海を制した「最強」の名を冠する艦隊。
万學院をはじめとしたエルドラすべてを取り囲む海上の要塞と生ける軍艦らによって国防は保たれている。
ロット=シーと違い、人を通すための門ではなく、人を遮る門が六つ、そして一つの塔によって成り立っている。
元々は万學院の管轄であったが総指揮艦アドミラルによって自治権を得た。つまり、軍艦の、軍艦による、軍艦の為の城塞である。



















ロット=シー
旅人

エルドラの北の果てに存在する灯台の俗称。
エルドラを訪れる旅人は皆この灯台を通ってから入る。
言い方を変えれば、世界と世界をつなぐ唯一無二の門である。
灯台の傍にある石碑にはエルドラを発見した伝説の開拓者ドルマン=グラッセルの格言
「Seatten ofel uns(大海は我らと共に在る)」
が、書かれている。
灯台の中は海中展望台となっており、万學院が行う海中の生態系の調査や化石の発見に一役買っている。
灯台に住まう者は皆旅人であったため、「二つ名」を名乗ることができない。







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