自鳴琴厨房事情 *10/15 00:19
「聞いて極楽見て地獄
下手物趣味たぁござんせん」
椎名さん宅ダリウスさん
お借りしました(´ω`*)
「いらっしゃいま……あぁ、ダリウスはんやないの。またあの弟子希望者撒いてきてはったん?」
「ええまあ、何度も断っているんですが……これで何回目だろ」
「愚痴なら聞いたるで、何飲むか決めたり」
「そうだな……烏龍茶で」
「酒やないんかい! まあえぇわ、今は昼やし」
「昼かぁ……何か腹に入れたい気分ですね、って、あれ?」
「何やのん、メニューとにらめっこしようて。一生決着つかへんで」
「いえ、ここのメニュー……肉料理がみんな何の肉か書いてないなぁって。『肉のトマトソース煮』とか『炙り肉のソテー』とか」
「ああ、それかぁ。うちの店長がな『別にいいじゃない、肉である事実は変わらないんだしさ。そもそも肉の種類を小分けするのは焼肉店の仕事なんだから居酒屋がそれをする必要性はないよね』って」
「随分とアバウトな人ですね」
「何かと寛大なんよ、うちの店長」
「そうなんですか、じゃあこの『肉のアスパラ巻き』をいただけますか?」
「ご注文おおきに、今作ったるで!」
アスパラ巻きはいっとう安いです←380円
ちなみにトマト煮は780円
ソテーは650円
値段に意味はない
(地味に続くよ、これまだ伏線)