名前:蘰芭

原型/性別:フシギバナ♂

身長:172cm

年齢:29歳

組織名:琉淵会

出身地:人間道

詳細

一人称:アタシ 二人称:アンタ
本名も蘰芭(カズラバ)。苗字はない。愛称は「カズラ」

出身は人間道だが、本当は人間道と畜生道の境目にある「見世物小屋」(※)で加虐と好奇の眼差しに晒されながら生きてきた
そのせいで多少のことには動じない肝の据わった性格となった
肝が据わったどころか悲劇を笑い飛ばすような豪放さも伴う

彼が十四の時、当時グノーシスの「四盾聖」だった東路の「救済」によって見世物小屋は壊滅。「助かりたい奴は前に出ろ」という東路の台詞に動かず、一人だけ助かった
(助かろうと前に出た者は「死」をもって「救済する」=「助ける」東路によって一人残らず息絶えた)
そのときの蘰芭の眼は東路曰く「どうでもいいものを見る眼」だったそう
この事件の後、東路と共に暮らすようになる

幼い頃より小屋で暮らしていたためか彼の中の外の世界は観客であり、特に外出用に着飾り化粧をする女を見ては「ああ、女になれたら外に出られるのか」と羨望が込められた偏見を抱いていた
故に見世物小屋が壊滅させられ、晴れて自由の身となった彼は自分が女だと思い込み女装をし、女言葉を話すようになる
(小屋にいたころは満足に言葉も話せなかった)
実際、見世物小屋にいた幼少期のうちに去勢されているため、自分が男だと気付いていない
東路はそんな彼を「妻」として迎え入れた


今では琉淵会のよき母、女頭取(※)としてその手腕を振るっている
おそらく琉淵会のなかで彼が男だと知っている人物は東路だけであろう
組員の下っ端すらも「うちの子」と言い張り、子の為なら単身死地に赴く覚悟はできている

東路とはもはや熟年夫婦。お互いの考えが手に取るようにわかる
東路の隣に見合う貞淑な良妻になろうと日々研鑽を積んでいる

「なんだい、旦那に用でもあるんなら若頭に言っとくれな。さあ、今晩は鍋でも作るかね」
「泣きたいくらい嫌なことがあったら大口開けて笑いな! いつまでもそんなしょぼくれた顔してたらアタシの旦那の面目も台無しさね」



やどりぎの種
パワーウイップ
地震
どくのこな

絡みについて
夫:東路(自宅エンペルト♂)
友達:募集中
右京さん、左京さんを一人立ちするまで育てた


※見世物小屋=妖怪や奇形児、身寄りのない者を舞台に立たせ芸をさせる今でいうサーカス
※女頭取=琉淵会の内部組織のひとつ。銃後と呼ばれる非戦闘員を統括し、組員の身の回りの世話をしている        

フシギバナ♂


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