名前:スティグマ

原型/性別:レジギガス

身長:192cm

年齢:不明(見た目30代)

組織名:Gnosis(過去形)

出身地:地獄道

詳細

一人称:小生 二人称:貴殿

本名もスティグマ(Stigma)
グノーシス「神叡の七聖女」のひとり。「弑蒼の聖女」
先代「弑蒼の聖女」であったアンジェ(=東路)の後釜として人身に機械の部品を埋め込んだ「機械人間」(Macchinata/マッシナータ)
「神の為の器」として製造されたため七聖女と同格の扱い

見た目は三十代頃の青年だが、機械のため性別はない。無論生殖機能もない
文字通り機械であるため単調な打撃斬撃のような攻撃は通用しない
身体のポテンシャルは七聖女の中で突出している
心臓もないので破壊するには粉々にするしか方法はない

「人間に一番近い人形」といわれている
ただしそれは見た目と思考回路においてだけであり実際は感受性と感情が乏しく特に「笑う」ことができない

はじめは己が「造られた命」であることには気が付いておらず、自分もまた「人間」だと信じきっていた
しかし老いも病も知らない身体、存在しない痛覚、流れない血と涙、そして自分が「笑えない」ことなどを認識してしまったことで人間に対し嫉妬にも似た劣等感を常に抱くようになる

なぜ彼が「製造」されたかというとアンジェが「人間」であったため
七聖女に加えたのはアンジェのような危険思想者の告発をするスパイの役割も兼ねている。今のところ「無殺革命」を提唱する「護藍の聖女」オルトランとそれに同調する「橙圭の聖女」ロロニアがマークされている

顔の右側が布で覆われているのは機械パーツが露出してしまっているのを隠すため
かつて機械パーツ部分を見た子供が泣き出してしまったことがあり、自戒の意味も込めている
彼自身は子供好き。というか興味の対象

機械であるにも関わらず、周辺の機械の使い方が分からずに壊してしまったり修理ができなかったりと相当の「機械音痴」
それがいいのか悪いのか彼のことを「人間」として接する者もいる

彼の主な仕事は「異端審問」である。情に流されることはないため常人なら目を覆いたくなるような拷問も真顔で行う。もっとも、「心眼」を持つことで嘘を見破るロロニアが異端だと認めた者にしか行わないが

前述の通り「笑う」ことができないため、心理学の専門書や小説果ては漫画や絵本までも片っ端から読んでどうしたら笑えるのか研究している
それでも答えは未だに見つからない

彼にとって「罪」とは、「法に背くこと」。ここでいう法とは神の啓示によるもので書面の法律ではない
啓示ではないものの罪に対するマニュアルとその刑法が脳内に埋め込まれているためそれらを基準に救済を行っている

武器は己の身体そのもの。
というより全身装甲、全身武装といった表現が正しい
戦闘となると彼の「人間的」な要素は皆無に等しく機械的な処理として相手を倒す

自分を見て怖がらなかったルティくんに興味を持ち、交流を深めていく
そのうちルティくんが自分のことを好いていると気付くものの、その思いに応えられるかという疑問の答えに辿り着いていない

グノーシスが革命によって解体されたとき、革命を起こしたロロニアとオルトランを「機械的」に処刑した
グノーシスという後ろ盾がなくなった今はルティくんの世話をしながら、部下のアイリーンとともに人里離れた森の中で錆びる時を待ちながら暮らしている

「小生が優れているだと、戯言を申すな。貴殿のほうがよほど優れておるではないか。小生は……貴殿のような身に生まれたかった。人の子で、ありたかった」
「貴殿はなぜ笑うのだ? 貴殿の何が満たされればかような顔ができるのだ? 分からぬ、人間の心理は底が見えのうて敵わんわ」



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