超新星+おちびさん(アプーさん) [ 71/94 ]
アプーさんとようじょ
「えいっ、えいっ」
「なんだ、この本取るのか?ほらよ」
「あーっ!!」
「!!?なんだ、これじゃなかったのか!?」
「アプーちゃん、今わたしの進化の邪魔した!めっ!」
「しんかぁ?」
「こうやって毎日頑張って手を伸ばして、アプーちゃんたちみたいに長くするの」
「おめえそりゃあ種族の壁ってもんだろ」
「だからー!その壁も手が長かったらひょいって登れるでしょー!」
「お、おお。そういう理屈できたか」
「だからアプーちゃんはそこで見てるの。おーけー?」
「アッパッパッパッ!分かった分かった。なら頑張ってみな」
「頑張ってたのにアプーちゃんが邪魔したんでしょー」
「それは悪かったってぇ。な?拗ねないでくれよ」
「どうしようかな。アプーちゃん反省してるかな」
「してるしてる。ほら、音もしょぼくれた音しか出ねえだろ?」
「ホントだ。元気ないアプーちゃんにはクッキーあげる」
「おまっ、ポケットに直接クッキー入れてんじゃねえよ」
「ポ、ポケットの中ざらざらするよ…!!」
「そりゃそうだろ!ポケットひっくりかえしてパンパンしな」
「ぱんぱーん」
「よしよし。もう直接お菓子入れるじゃねえぞ?」
「でもこの前見た麦わら帽子のお兄ちゃんはお肉入れてたもん」
「いやあれは見習うな。あいつは見習うな」
「あれ?何のおはなししてたんだっけ」
「あ?えー…あれだ、手を伸ばす努力をしててオレっちが…」
「あ!!アプーちゃんばいばい!!」
「え!?あ、おい!?」
「あ、アプー船長。チビ見ませんでした?」
「なんだ、何かいたずらされたか?」
「いやね、あいつのギリギリ手の届かないところにクッキーの缶置いといたんですけど、中身減ってるんですよね」
「…あんにゃろう…」
2012.4/11〜5/14で使用。
アプーさんはおちびさんにデレデレでも不憫でも美味しいですね。と言うか超新星は皆どっちでも美味しいです。
一緒になって遊んだり騒いだりして、もう家族で良いじゃない!娘でも嫁でも愛玩ものでも良いじゃない…!!
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