鰐と子供と桃鳥と17 [ 67/94 ]

「こんなものを作ってみました」
「ああ?なんだその箱」
「お父さんスイッチを改良した父上スイッチです。ちちうえの4文字で、父上を表す言葉を探してみました」
「可愛い子ちゃん、それもう元ネタからだいぶ離れてねえか?」
「それぞれの言葉に応じて、父上に何らかのアクションをしていただけたら」
「はっ…まあやってみな」
「ではさっそく。父上スイッチ、ち。知は力なり」
「その言葉を受けて俺にどうしろと?」
「ですが、知も情報も人脈も持つ父上にはぴったりかと思いまして」
「クハハハ、言うじゃねえか」
「一切否定しねえ鰐野郎にイラっときたのは俺だけかい?」
「おじ様、次にいくのでちょっとお静かに」
「フフフフ今回もそういう扱いか」
「父上スイッチ、ち。治に居て乱を忘れず」
「慣用句か可愛い子ちゃん!!」
「またどうとも動けねえものを…」
「太平の世にも戦乱の時を忘れず、準備を怠らない…まさに父上ですね」
「つまり落ち着かない野郎ってことだな鰐野郎。更年期障害じゃねえか」
「なんだ桃鳥いたのか」
「こいつさっきから目ぇ合わせねえと思ったらそう来たか」
「血を血で洗う、と迷いました」
「そっちを選んでたらそのスイッチぶっ壊してたがな」
「!?おじ様、父上が怒ってらっしゃいます。何をしましたか」
「…そんなとこも可愛いぜ可愛い子ちゃん」
「気を取り直して…父上スイッチ、う。ウイドー」
「あん?……widow?」
「未亡人…俺なら男やもめってとこか」
「父上がいてくれれば特に何とも思いませんけどね」
「……ふん……」
「いやあ?こんな甲斐性無しよりやっぱり俺が養子に」
「おい最後のは何だ」
「おいおい遮ってんじゃねえよウイドー」
「黙れ桃鳥。お前の“も”はもうろくか?妄想・猛悪ってのも良いな」
「……あん?」
「……ああ?」


「……ジュニア、最後の“え”は何だったんですか」
「ダズさん。いくら考えても父上の強さを表現する言葉が見付からなかったので、エイリアンにも負けません、にしました」
「…………(エイリアン…)」
「父上とおじ様、睨み合いが終わりませんね」
「……英雄、があったのでは…?」
「はっ」


2012.3/11〜4/11で使用。

エイリアンにも負けないそうです。
ちょっとだけ懐かしいネタ。あれ?まだやってるんでしたっけ…?
ぜひみんなで●ルゴリズム体操を延々とやってほしいものです。


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