となりのお姉さんは大学生
兼続→にょたな大学生おっぱいでっかい
政宗→青年な高校生
アホですみません
儂の初恋は近所にすむ兼続であった。会えばギーギーギーギーうるさい奴なのだが自分の気持ちにまっすぐな所は気に入っていた。ただ謙信と言う奴に一目惚れしていて昔から謙信謙信と謙信の事ばかり儂に話す。そのままはいはいと聞き流していたのだが、聞き流せなくなったのはいつからだったか。
「政宗!どうだ勉強は進んでいるか?」
「おまえの顔をみたらやる気が削げたわ」
「何だとそれはどういう意味だ!」
「そのまんまじゃ」
雪のような白い肌に薄いピンクのチークはとても似合っていたしなにより形の良い厚めの唇にたっぷりと艶やかにぬられたルージュは目の毒だった。顔を長い時間見つめられなくなったのはいつからだったか。
「まさむね」
「なんじゃ」
何気なく振り返ると兼続の顔が目の前にあって気づいた時には唇が触れあっていた。あまりに急な事で何も考えられなくなった儂はただただ体を固まらせて棒のように立っているだけであった。
(なにをしておるのじゃ…このむすめは…)
「……つまらないな」
「………にをす……」
「ん?」
「なにをするんじゃ!馬鹿者!」
「おぉ、なんだ急に!」
「コッチのセリフじゃ!おまえこそなんだ、その、なぜ!」
「キスをするのか、といったところか?」
あまりにもウブでキスのキの字も言えない儂を代弁してくれたのはニヤリと笑う小娘だった。兼続はかわいいなと笑いながら自分の指先を儂の胸の真ん中に添える。誰じゃこの女は?
「したくなったからだ」
「は?」
「といったらどうする?」
どうもできぬわ!おまえがなにを求めているかもわからん!なにをしたくなった、キスか、キスなのか?あああ儂が今なにを言っているかもわからん!
「知らん!儂は家に帰る!さらばじゃ!」
顔を下に向けて一気にまくしたててこの場を去ろうとしたのだが兼続の指がツツーと下に降りてズボンのベルトの金具をカチカチとならす。際どい位置にただならぬ雰囲気に正直声を上げて助けを呼びたい。
「一人前に腰パンなんぞして。腹が冷えるぞ!」
「………なにをする」
「短い足がますます短く見える」
「……なぁ………」
いやもう正直本気で泣きたい。真っ赤な顔を上げて言う。みられたって良い。この状況を打破したい。なんだ?と見上げる兼続をキリリと睨む。
「なにがしたいんじゃ……」
こういえば、兼続は理性が崩壊するかもしれない妖艶な笑顔で言う。今儂はなんという顔をしているんだろうか。
「お前を食べたいだけだ」
これから始まるであろう未知なる経験への好奇心から捕まれた手をふりほどけないまま兼続に連れられて彼女の部屋へと向かった。
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