キョンとハルヒコのみ性転換









「キョン子……それはない、いやすごくいいけど、それはない!」
「なっ、わわるかったな!」
「違っ、そういう意味じゃなくて…あーもー、なんでわからねーかな!」
「キョン子さん、涼宮君はあなたの露出を心配しているのですよ」
「へ?」
「べ、べつに心配なんてしてねーよ!」
「そんなに動揺するなんて心配しているのと同じ」
「ふふ」

海にきた。熱い。焼ける。水くれ水。ていうかプールに行ったじゃないか…もういいだろ水は。別に塩分の入った水か塩素の入った水かの違いできたんじゃないだろうな……とかなんとか思いを巡らせていると海は海だ!と当たり前のことを豪語して明日は道具もって駅前集合だと連絡をもらったのは昨日の朝。私は甲子園でもみてゆっくり夏を過ごしたいんだがと言ってみたが、うん、じゃ明日な!と電話を切られた。……チクショウ。

「一樹………勝負だ!」
「臨むところです」

あー、海に飛び込みにいきやがった。浅瀬には小さな子供がいるんだからもうすこし静かに入ればいいのだが。ハァとため息をつくと朝比奈さんがお茶を渡してくれた。ありがとうございます!かわいいは正義!私がもし男だったら今ごろ出血多量で死んでいるだろう。そのくらい朝比奈さんかわいいです!

「男の子ってすぐ勝負したがるんですよね。そう思わない?」
「そうですね、特にうちの団長はずば抜けて……なんでも勝負に持って行きたがるというかなんというか」
「フフフ、いつも元気ですよねぇ〜」
「元気すぎて振り回される私達がいつもヘトヘトになっていますけどね」

体育座りをして膝の上に顎をのせると視線の先にちょうどハルヒコたちが……大…大暴れしていた。

「ちょ、あいつらあれはやりすぎだ!」
「どこですか?」
「ほら、あそこで悪目立ちしてる…!!!」
「うわぁ!どうしよう!」
しょうがない、ここは
「長門ォ!」
「了解した」




どうやら白熱したバトルを展開していたらしい。暴れるのではありません、熱い戦いを繰り広げていただけですと大げさな身振りをする古泉に冷ややかな視線を送り、水着脱がし大会してたと妙に生き生きとした表情をする団長に鉄槌を下した。




ソフトドリンクを買いに行った朝比奈さんと古泉、ちょっとと言い残してどこかに行った長門の帰りをハルヒコと待っている。販売店には人が並んでいたから、すぐには帰ってこないだろう。

「キョン子日焼け止めあるか?」
「はいよ。使うのか?」
使うなら塗ってやるよと言うと、大丈夫と言って手のひらに液を出した。
「ひゃっ!」
「お前に塗るからなー」
「まっ、いい!塗らなくて良い!」
「お前水着着てから塗ったろ?水着焼けできてる」
「いいから!水着ひっぱるな!」

今日の水着は白のビキニだ。下にしろ上にしろリボン結びでかわいーく留めるといった代物。私にしてはずいぶんとがんばった。朝比奈さんの大プッシュでのせられて買ったところもあったが。

「なんでこんなの着るんだよ」
「いいだろ、別に」
「……や…」
「は?」
「他の奴に見られるのがいやだ」

ボッと顔が熱くなる。率直に言われるとなにもいえなくなる。どうすればわからず適当にごめんと謝った。

「だからお仕置き」
「う、えっ!」

日焼け止めでべたついた両手が水着の下から入り胸を覆った。

「……!!!!」
「大きくなったなぁ、周りに見せつけるために揉んだんじゃねーのによ」
「やっ……!!!」

人差し指と親指で乳首をキュッと摘んだりいやらしい動きでまさぐられてボーッとしてくる。一通り胸を撫で回して日焼け止めを塗って満足したハルヒコは体を密着させてきた。背中にハルヒコの体温を感じる。

「濡れた?」
「……って、ない!」
マジ、外でいう言葉じゃないです涼宮君!
「なんで足ムズムズさせてんの?だってさ、」

手が水着の上から秘部に触れる。ポンポンと規則正しくたたいているうちにクチュッ、クチャッと音を立てる。

「こんなに音でてるけど?」
「やっ、だ。やめ……」

やめてといいなが好き勝手させてる私はいったい何なんだろうな。指が秘部の中に入ってくる。無論、布の上からだ。クリトリスもひっかけるようにグリグリと摘むから嫌になる。どんだけ気持ちいいと思ってんだ。やばい、これからどうすんだ。

「う、んっ……あっ!」
「ヤる?人いないとこで」
理性を総動員させてフルフルと拒否する。ヤった後どういう顔してみんなに会えばいいんだよ!
「無理…」
「えー」
「帰ったら続き……して……」
「……キョ」
「だからとりあえず、離れろバカヤロウ!!!!!!!!」
「うぶっ!」

頭を後ろに振って顔面にぶつける。こんな公共の場で欲望に忠実な事しようとするからだバカヤロウ!

「ただいまぁ〜」
「買ってきましたよ」
「ごくろうさん」
「あれ、キョンちゃん、涼宮君は?」
「滅しました!」
「キョン子さん、あなたなにかされたんですか?」
「…いや、ちょっと滅したくなっただけだから」
「……そう、ですか」
「貴女はやさしい。もう少し厳しくしても良い」
「うわっ、長門、いたのか」
「涼宮ハルヒコは、去勢すべき」
「……たしかにな」
「おい!おまえら団長をいたわれよ!」






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -