俺とハルヒコはただ肉体的に関係がある。俺が下のときもあれば上の時もある。お互いが気持ちよければ、とただそれだけの理由で体をつなげて止めることができずにずるずると続けてきた。好きなのか、嫌いなのか。本当に気持ちいいのか、実際は気持ち悪いのか、そんな事を考えたこともあった。考えただけ。



中で溢れかえる



「ひああ……う、ああっ」
「な、ちょ、ハルヒコもっと締め」
「無、理だ…アッ、あん!動……っすな!!!!!」
「俺がイケてないんだっ!」


嗚呼。何俺必死になって。いや、必死にだってなるさ。気持ちよくないとよくないと思うんだこういう事は。俺の下で悦がるハルヒコを見下ろして思う。


「ハルヒ、コ、おまえ何回イっ…たよ」
「ふぁあっ、あっあっ、知ら、なイッ!!!!!!」
「俺も覚えてな、いがっ、いっぱ…いイったな」
「ヒィッ、イッッッ、むっ、うぅ……」



適当にも程があるぜ俺よ。頭が熱くてなにを言っているのかわからない。抜き出す度に聞こえる卑猥な水音。緩みきったハルヒコのアナルは俺が勢いよく突っ込んでいっても閉まることなく口を開いたままで、腰をひくと抜けてしまう。



「ほら、抜けた」
「知るっか!!ハッ、アッ、てめーが、小さいんじゃ、ねー、の!」
「……」



ほう。
ほーう?



「ヒッ………???なに?」

完全にハルヒコから自分を抜き出してあたりを見渡す。あった、あった。

「これ、俺より幅があるよな?」

薄くて平べったいが幅はある。

「それ、おまえの携帯……」
二つ折りを開いて見せつける。



「開くと長い」
「なっ、キ、キョン?」
「で、こっちはおまえの携帯」
「ヒッ、アッッ!!!!ヒギィィィイ!!!い、やあっっっああヤメ、止め!!!!!!!!」
「電話してみるな?」



携帯を見せた俺はハルヒコに乱暴に突っ込んだ。横幅があるので少々引っかかったがハメ穴のでかいハルヒコ様だ。難なく入れてくれた。すべては入る気配はないが、モゾモゾと左右に動かしながら侵入すると悲鳴を上げながらビクビク痙攣した。立派なイチモツはバキバキに勃起している。気持ちがいいのか。ま……わかりますけどね!



「電話、わぁ、やばいっ、て……ホんっト、マジ、いやぁ」
「さてさてハルヒコ君はどんな声で出てくれるのかね」


ニヤニヤしながら通話ボタンを押す。携帯が思いっきり振動することによりハルヒコが絶叫する。アナルから携帯がブルブルと出てくる。…もー。お前の穴…



「ゆるゆるだからか?携帯が出てきているんだがね」
「ヒィ…!!!ヒアッッ、ヒギィィィイ、アッアッ、」
「だしちゃあダメだ、ろっ??」
「いやっ・・・もぉお…アアアア!」



思いっきり押し込んでやる。ゴリッ、ゴリリッ・・・一見痛そうだが俺もよくされるもので聞いていると自分がやられているような気がして妙な気分になってくる。ん?俺?痛みでも快感を得られるネコおよびタチである。そんなに堂々といえたもんじゃないがね。ハルヒコ君は非常に悦がっているのが一目瞭然だ。両手は両手のシーツを力強く握りしめている。力を入れすぎて指先の骨がずれてしまうんじゃないかというおかしな心配をしてしまう。心配?想像からくるありえない妄想だ。妄想。



「ハルヒコ…指、力入れすぎだぞ」
「そんナァ!!!こっと…言ったっ…アアアアッ」



いやいやと首を振りながら腰を振り始める超絶美男子。ゲイでタチだったらこいつのケツにちんこでもぶっこみたくなるのかもわからん。それほどの眺めだ。そんな事を思っていると自分の下半身がいやに主張を始めているのが感じ取れる。人間ってもんは実に欲望に忠実だとかいうのをいやでも思い知らされる。つまり俺は今こいつにつっこんで腰を思いっきり振って自分の精液をぶちまけたいという、そういうことを思っているんだ。やさしさなんてない。獣だから。



「ほら、シーツじゃなくてこれ握ろ?」



そういって差し出したのは自分の両手で。自分でもわけがわからないまま固く握っている手をほどいてやった。行き場を失って震えているハルヒコの手に俺の両手を合わせて行為とはそぐわないような優しいキスをする。ふれあうだけのキス。生理的に出た涙で真っ赤にはれた目をうっすらとあけポカンと俺を見つめる。唾液でヌラヌラと濡れた唇が開く。



「キョ…ォン……!!!!」
「ん?」
「け…たい!!とって!!もおムリイイイ!!!無理っだからア!」



限界…みたいだ。先ほどから勃起したペニスの先端からカウパー液がとめどなく流れている。決定的な刺激がなくて苦しそうだ。奴もほしいのだろう、欲望にまみれた淫らな熱が。お前が求めるのは恋だの愛だのという幻想じゃなくてはっきりと感じ取れる感覚なんだろう?


グ…ポンッ


間抜けな音が室内に響く。通話を切るということは頭になく、胎内の携帯をズルリととった。



「フッ…ヒィ…キョ……ナカあつゥ…早く…」
「悪いな、我慢できな…い…」



ハルヒコのアナルに勃起したペニスをすりつける。俺もカウパー液がダラダラと流れており腸液で濡れている入口をさらにドロリとさせる。携帯が入っていたため十分に広がった秘部は体の記憶している唯一の快感を得られる次の侵入者を待っているのだろうか。俺を誘うように入口を開閉させている。とても、淫らだ。そうして俺はもう何も考えられなくなるのだ。所詮動物。だから。だからさ。奴を見て腹の底から湧きあがる何とも言えないせつない感情なんて一時的な気の迷いなんだよな。きっと



「アッ、ハッ…!!ヒッ…アッ…イイッ!」
「はっ、はぁ、ハルヒ…コッ」
「イヤッ、あっ、はっ、ンーッッゥ!!!」
「すげぇ、締ま…って…!!」
「もっ…ガツガツきってぇ!!」



パン!パン!パン!と激しく尻たぶがぶつかる音。突く度にあふれ出る腸液。ブチュッ、ピブッ、ズチャッ!卑猥な水音。視覚、聴覚、感覚、全てがお互いをハイにしていく。



「キョ…ン……ごめ…ご、め……ん!」
「…!」
「も、好きッ!だいっ…好き!ンッッ!!」
「……!!!!」



ギュウウウウっとかつてないほど締まり、俺はあっけなくいってしまった。ビュクビュクと流れ出る精液はハルヒコの中であふれていった。ちかちかとスパークする脳の中で涼宮ハルヒコという存在を抱きしめてブラックアウトした。とにかく奴を逃がしたくなかった。


「おい、」
「うぉぉぉ、寒」
「おきろ。」
「寒い寒い」
「キョン!」
「んあ?」
「オレ帰るからな!!」



あれ、俺?ハルヒコと恥ずかしいことをして、ん、どこ?ここ俺の部屋だよな?



「いま何時」
「6時」
「6時ィ?」
「今学校終わるの早いだろ?終わってお前の家来てセックスして寝て6時だ。パパッと思い出せアホ」
「あー……泊れば?」
「あぁ、言われなくても帰るよ…ん?」
「いや、泊ってけばって」
「ハ、盛ってんの」
「いや 別に。どうする?」
「え、いや…いいなら…泊る。」
「さっき聞こえたと思われる涼宮くんの告白について俺は言及しなくてはならんのでな」
「バッ…空耳じゃねーの」



アハハ。照れてる。かーわいーなーと思ってハルヒコにキスをしようとしたら肘が顔に入った。高校で一目見たときに奴に惚れていたんだ俺は





中であふれかえったのは

想い?







何を書きたいのかわからなくなって撃沈しましたごめんなさい!!!
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