体育館という埃まみれな中で制服で、マットの上でいざ情事を始めようか!な展開はどう言ったことだろうか。流されやすい俺も少なからず楽しんでいるんじゃないだろうかと客観視はしてみるが当人は認めたくないの一点張りである。

「お前って流されやすいよな」
「な…」

バレてる?

「あーら、わかってるんだ」
「知らん!わからん!意味が分からん」
「つーかさぁ、お前エッチすき」
「いいや好きじゃないね!」
「…ふーん?」
「………」

ああああもう!俺のおバカさん!ハルヒコの前では余計な意地は後の後悔につながるんだぜバカ!大好きだよエッチ大好きだよ!…嘘、今の俺は嘘!エッチ好きとかそんなバカな、いや、もう、すんません!


俺を組み敷いていたハルヒコが少し俺を見つめて何か考えると、口角をあげて笑った。まぶしすぎるイケメンスマイルは一般人には眩しすぎますクソッ


「じゃあ俺は今から好きにさせてもらうな?」
WHY?まてまてなんなのその展開?
「っ、やめるんじゃないのかよ」
「嫌なら逃げればいいだろ?俺を押し倒してなー」
「……」

神妙にザッツライト。
じゃ、いただきまーすという確実にその場に合わぬかけ声を合図にハルヒコは体をまさぐり始めた。
ああん、もう、まだ制服すら脱いでいないんだった。恥ずかしいぜ。やれやれだぜ。





ハルヒコにはいつものような早急さはなく、ただただゆっくりと事を進めていった。


ハァハァと荒い息づかいが場を占領する。耳からどうにかなってしまいそうだ。ブレザーは皺になる前に自分からさっさと脱いだが他はハルヒコ様にお任せ中である。あるが、その、いや、

「長くないか?」
「ネクタイが?」
「アホ。ネクタイすら解いてないじゃないか、じゃなくてその、」
「うん」



何だよ?とさも全く意味が分かりません!といった表情をむけつつわかってるんだろうなこの確信犯は。クソやろ!



「あっ、ちょ、何すんだ!」
「それはこっちのセリフだ馬鹿ヒコ!」
「馬鹿っていう方が馬鹿なんだぜキョン!」
「ああそうかい!知らなかったのか?俺は大馬鹿なんだ!」
「開き直るな、っておい!」



うるせーし
知らねーよ
そんなこと知りません。わー、わー、わー、私は何も言ってない聞こえない感じない、わー、わー、わー
だからはやくしろ!早く早く!我慢なんねぇ!



「オオオレはお前に突っ込みたいがつっこまれたくない!」
「うるさい、黙りやがれ!」

ハルヒコを押し倒したのは良いが俺はなにをしたいんだ?まぁしかし、いざ押し倒されると強気な男もなかなか弱気になるもんなんだな。良い気味。

カチャカチャと音を立ててハルヒコのズボンを下ろし始める。なんだか今は力があふれている!ハルヒコの抵抗も赤子の手をひねるように制止できるぜ!

「キョン!」
「お前も勃ってんじゃん」
「!!」

ゆるく勃ちあがったそれを迷うことなく口に含んで吸い始める。どんどん大きくなるのを舐めたり軽く噛んだりしてハルヒコをその気にさせていく。

あー、やばい。俺は俺でイきそうだ。おれってこんな奴だっけ?下半身がきつくなってきたので口の動きは止めずに自分の服を寛げ始めた。


「キョン、おまえ……」
「ふぁんだ?」
「っ……!!!!しゃべんな馬鹿!」
「っん」


自分のケツ穴も寛げ始める。ハルヒコによって開拓されたそれはすでに指が楽々と入るようになっている。2本いれてかき回してみるがやっぱり物足りないんだ。太くて長いと言えばバイブとか、んー?アナルパール?なんだろうがあいつ等はリアルさが足りない!俺が好きなのはあっつくて太くて長い奴。正直たまらない。かなり好みのペニスになったんで先端に軽く口づけて顔をあげる。


「今から入れる。お前は動くな」
「…え?」


そんな狐にだまされたような顔をするな。フム。良い顔。今の状況を説明するとアワアワいってるハルヒコを下に俺がまたがっている。下半身?お互い丸出しだ言わせるな。

俺は穴にハルヒコの先端をそえた。期待していたかのように入り口がヒクヒクしやがるのでゆっくりと腰を降ろす。カリまでが難関なんだか、慣れきった体ではイタ気持ち良い程だ。匿名希望のKさんはその圧迫感がたまらないとかなんとか言うだろうよ。

イイ場所に当たるように腰をゆるりと動かす。


「今日はサービスデーかっ、なんかなの?」
「ハッ、うっせ」
「の、割にはヤる気だ、よなァ?」
「うーるーせぇ!」


グプッと言う卑猥な音がして先端が入った。あとはゆっくりと全てを飲み込んでいけばいい。にしても、


「デカい…」
「ナニが?」
「うま…いこと言ったつもり、かっ…んあっっっ!!!!」

膝立ちをしていたのだが、腰をおろす段階で快感に耐えられずにズルリと崩れ落ちてしまった。ハルヒコに突き刺される形だ。


「あ……ぁっ……ハアッ」
「あー、イっちゃって」


体が痙攣する。肛門の入り口は膨れ上がったハルヒコのペニスがドクドクと脈動している。

「おま…え、一人で盛り上がって、んな…」
「ひぁあっ、あっ!!」

不可抗力…にしては後ろだけで出してしまった、という状態としては恥ずかしい経緯をたどる俺の精液を利き手でとりヌチャリと音を立てそうな動きで馴染ませたかと思うと思い切り俺に手を伸ばし扱きはじめた。

「あっ、あっ!!!やっあ!!!」
「腰動かせよ」
「ム、リッいっ!!!」
「無理じゃないだろ?いつもやってるじゃんか」
「ハルヒコが、でかっ…すぎて、壊れ…ちゃう!!!!!!」

俺自身が耳を疑ったさ。壊れちゃう?なにがだ、いや、尻なんだが、な?なにをこんなに必死になってんだかとりあえずハルヒコをハメた訳だ。うん絶対ハマった。

「お、まえ」
「え、や、んああっ!!!!!」

俺を貫いていたハルヒコが前立腺を強くこすって出た。押し倒され、変わる景色、天井が見える。

「なん……で?」
「お前が煽るか、らッ」
「ちが、くて!」
「ん?」
「なんで抜いた!」
「は?」
「早く入れてくれ、っ!」

ハルヒコの太いヤツぅ…!と生理的に出る涙を流しながら言う。両足を完全に広げて緩んだ穴を見せつけるなんて俺じゃない!だからもう早くしてくれよ!


「はぁっ、あっあっ、い、やっ!」
「いや、じゃ、ねーだろ?」
「あっ、うっ、イイッ、いいか、らあっ」
「ハッ、正ッ……直者、にはもっと奥までいれてあげよっ、か?」


ずっちゅん、ずちゅん、ぐちゅんと音をたててハルヒコが俺の中で暴れる。結合部にはカウパー液がぬらぬらと光り少しではあるが潤滑油となっていた。


「う、っん!おくっ、おくに、ハルヒコのっ、せーえきっ、せーえきちょーだい」
「おま、え!」


パンパンと音を立てながら腰を打ちつけられる。ヌチュン、ズチュンと音を立てながらハルヒコが行き来する。


「あぁあっ、ヒァっ!ひぃいっ、んうっ!イッちゃ、イイッーーアッー」
「俺…も、!」


抜けるんじゃないかくらいに腰を引いたハルヒコは前立腺めがけて中を擦り上げた。


ビクビクと体が震える。下半身をだらしなく広げ、アナル付近は白い液体でドロドロだ。


「おまえ、今日すごかったな」
「ん、あぁ、ちょっとガッツリやりたかったんでな」
「いつもそうなら」
「シヌわボケ」
「じゃ、今日は特別って事で」


体を横向きにされる。右足は掴まれ広げられる。

「ちょーっと角度変えて」
「ま、まさか」
「いいじゃん、お前のここパクパクしてるし」
「ひあッ!!!!!!」


笑いながら指をかきいれたと思ったのはつかの間で、奴はすぐにつっこんできた。気持ちよくて結局俺はあえぐことしかできなかったんだが、







『………あれ、部活は?』



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