ああずるい。
嫌いじゃない。嫌いじゃないから、答えにこまるじゃないか。
「………」
「なぁ、キョン……」
「嫌いじゃ、ない」
涼宮はホッとした顔をした。
俺は目線を下に向ける。こいつはわがままだ。こいつのわがままぶりは前から知っている。自分は好きな奴とそうじゃない奴に分けるのに、自分が区別されるのがいやなんだ。
「けど、お前とはもう関わりたくない」
「なんでだ?俺にとってお前が遊びだからか?」
「え」
いざ言われると突き落とされるような感覚がした。ああ俺は奴が好きだったらしい。はは良かったじゃないか断言されて。涼宮にとって俺は性欲処理の人間だった。これが事実だ。
「そ、そうだよな。なんかごめんな。気持ち悪くて。俺、涼宮の特別になれたような気がして、ハハハ。ごめんな、」
「…………」
「今日で終わりにさせて、これ以上だと俺が耐えられない。わがままいってごめんな。」
「キョン」
「本当ごめんもう話しかけないから」
「キョン!」
力強く名前を言われて俺は顔をあげる。ものすごく怒っている気がする。
「今日時間あるか?」
俺は首を縦に振る。
「ちょっと話いいか?」
あれおかしいな。ここはどこだろう。
「ごめんな急につれてきて」
「いや、綺麗だな。部屋」
「汚いと何もやる気が起きなくなるからなー」
うわ、頭良さそうな発言。いや実際こいつは頭が良いんだけどな。じゃなくて、
「話って、なに」
「わかってんじゃないの?だからついてきたんだろノコノコ」
そうだけど。ひどくないか言い方が。
「、それはっ。そうだけど……」
「始めは遊びのつもりだった。男ってどんな感じなんだろうっていうね」
「………」
「そしたらハマった」
「……そう、か」
「初めてだったよ」
「……?」
「一人にハマるのがね」
なにをいっている
おまえは涼宮ハルヒコだろう?
「嫌われるのが怖かった」
「怖いって……」
「でもやさしくするっていってもよくわからなくて」
「……」
「っていうか俺お前になんもいってねーし、この関係って何なんだろいって思っても良くわかんねー今更なに言えばいいかわかんねー」
「涼宮……それって」
「俺が悪いんだ。お前を好きになっちゃったのが。だからさ、聞くだけ聞いて。」
そう言って涼宮はようやく俺を見つめた。
「俺はキョンが好きです」
「もしよかったらつきあってくれませんか」
これは夢じゃないか。
「俺今すごくうれしい」
「………はぁ」
俺はというと全裸で涼宮にベットに組み敷かれている。俺はすごくはずかしい。
「初めからこうすりゃよかったんだな」
「家に連れ込んで強姦?」
「ちげーよ。」
すねた顔をする。
「同意の上でのエッチ」
「………」
「怒った?」
「怒ってねぇ。いや、なんか」
「俺も余裕なくてさぁ、抑えられなくて」
「おまえの限界はすぐくるんだな……!!」
「好きになったの初めてなんだもん」
「………!!!!」
「俺の初恋〜。実っちゃったネ」
照れるやめろ!
「そろそろしていい?俺限界」
「あ、ああ」
「気持ちよくしてあげる」
そんな確認やらんでいい!
涼宮は俺の体を一通りなめ終わると緩く勃ち上がってる俺に顔を近づけた。まさかと思っていると口に入れてきた。
「なっ、やめっ、汚いからぁっ」
「汚くないからやめない」
「しゃべるなぁっ」
たまらなくなって足を閉じようとすると両手で止められた。完全な開脚。それでも涼宮は舐める行為をやめない。それどころか頭を上下に動かして猛烈な射精感を導き出してきた。ものすごくうまい。
「あっ、あっ、…もっ、でる!でるからぁ、口はなして」
「ひってひひよ」
「んっぁあああ!」
俺は達してしまった。
「はぁ、はぁ」
「……」
「ごめん、口の中に…ってぁああ」
「ん?」
「おま、今、飲………」
「ごちそうさまー」
射精後の痙攣でピクピクと震える太もも、テラテラと鈍く光る萎えきってないペニス。うっすらと赤く色づいている皮膚。
「てかさ、おまえ自覚してる?」
「な、にを」
「自分のエロさ」
「んなっ!」
そんなん知るか!と顔を横に向けたキョンだが、アナルが物欲しそうに動いている。無自覚怖いな……。無遠慮に中指を突っ込んだ。
「んっ!いきなりっ…!!」
「今動いてたー」
「嘘、だっ」
「嘘じゃねーよ、だってほら」
親指を入れる
「ほら入った」
「んあっ!」
日本をバラバラに動かしながらまたペニスもゆっくり扱き始めた。嬌声をあげている。ケツに指入れて感じるって本当素質あるよな。
「きもちい?」
親指と中指で入り口を大きく開けてやる。きれいな色の媚肉がお目見えだ。俺はいっそう興奮する。
「ああ!いたぁぁあ!広げないでえっ」
「いつもはもっと広がって俺を飲み込んでるじゃねーか」
広げた穴の中に人差し指をつっこんでかき回してやる。そうするとキョンにスイッチが入る。
「あっ、もっと!もっとおくっ!」
「残念ながら指じゃここまでが限界なの〜」
「なっらっ、ゆびや…めて、あっ、」
「いいの?」
「涼ッ宮の入れてっ、中ゴリゴリしてえっっ」
「お前っ……!!!」
涼宮は指を抜いて、完全に勃起した立派な雄を穴にあてがった。アナルに全神経が集中する。早く入れてほしい。涼宮と早く一つになりたい。
「早くっ」
「いくぞっ」
ズンッと中に涼宮が入ってきた。さすがにきついのだろう、ゆっくりとした動きだ。
「きっ、ついなぁ」
「ン。涼宮の、おっきい…」
「……っ、煽るなっ、て」
「ね、早く動いて」
こいつは、全くハメられ役の天才だと思う。普段は何でもない顔してるのにセックスの時にはこうも淫乱になりやがって。俺はゆるゆると律動を始めた。
「はっ、あんっ、あっ、んっ」
「っく、はあ、はっ」
「すずみ…やぁ」
「んっ、?」
「もっと、おくっ!おくっ、ズンズンって、ひいっ、やあああっ」
涼宮が狂ったように腰を動かす。腸液と涼宮の先走りが混ざり合ってグチュグチュと卑猥な音がする。お互い耳から犯されていく。涼宮は気持ちよくさせるのがうまいもので、ちゃんと前立腺も力強くさすって、奥までついてくれるので俺はただただ快感の波に飲まれっぱなしだった。
「あっ、やっ、はっ、んぁあっ」
「ッ、すげ…ぇ、熱」
「あああっ、もう、イっちゃ……イく、あんっ」
腰を打ち付ける度にキョンの先端からは白濁とした液が飛び散る。白い体とは相反して赤黒くグロテスクなまでに勃起したそれが悲鳴を上げている。
「我慢しなっ、く…ていいのにっ」
「あ、あ、っ、一緒に、イきたっああああああ!!!!!」
「クッ」
キョンは声を絞り出すと射精した。同時にひどく締め上げたので俺はあっけなくイってしまった。同時にイくとはやっぱり体の相性もなかなかのものじゃねーか。
2、3回腰を振って出し切れてない精液を体内に出して引き抜いた。入り口はまだパクパクと開閉を繰り返しているし、精液も溢れだしているしとてもイヤらしい
こんなキョンは俺だけが知っていればいい
「なんで、さ。」
「んー?」
「なんで、お前は女達と気軽にキスするんだ」
「嫉妬ーかーわいー」
「っ!バカにしやがって!」
「キスするとキョンってばいやーな顔するんだぜ、知ってた?」
「………」
「その後のセックスがいつもよりエロくて、つい!いって!」
「ついじゃねー、ついじゃ!おまえ俺がどんな気持ちで、」
「んふ」
「どうした気持ちが悪い顔が近い尻をなでるな!」
「俺のこと好き?」
「なにを言うか」
「ね、言って」
「…………ん」
ああ白状するよ。大好きだよ!足りなかった言葉の分は今後挽回していってやるからな!!!!!!!!そう覚悟を決めた俺は涼宮に顔を向けてキスをした。盛った超性人ハルヒコにおいしくいただかれたのは言うまでもない。
よくわからない;ちよ
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