※ルーシィとグレイ
※無駄にグレイが乙女
遠くから見るだけで幸せ。目が合ったら有頂天。話せたら、この先しばらくは幸せで居られる。恋とはそんなものだと聞いたことがある。
「何処が好きなの?」
そうルーシィに聞かれて、困ってしまう。俺は、わからない、と答えて、首を傾げてみせた。
「何処が、好きなんだろうな」
ただ、こうしてナツの笑顔を遠くから見られている今が、幸せだと感じる。
「アンタも乙女ねぇ…」
ふふっと笑いながら言ったルーシィは、何故だか楽しそうだった。ナツの何処が好きなのか、出来ることなら、俺が知りたい。