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アイドル!!(↑の続き)
「家康、カラオケに行かないか?」
「ああ、是非行こう!」
三成からの突然の嬉しいお誘い。ワシは当然、Yesの返答をしたのだった。カラオケなんて言ったら、薄暗い密室で二人きり……。もしかしたらもしかしちゃうかも知れないなっ!
「刑部と長曽我部と孫市が一緒だ。」
アッハッハ〜、ですよね〜☆
「私は貴様の“オタ芸”なるものを見てみたいのだが。」
二人だけではないのか…と内心落胆するワシの心情など知る由も無い三成は続ける。
「は?」
「貴様はAKBを歌って踊って凄まじいと、長曽我部から聞いた。」
元親ぁああ!!
「いやぁ…そんな、お前に見せられるほど大したものでもないぞ…?」
ワシは背中に嫌な汗が伝っているのが分かった。確かに、AKB48を歌わせれば凄まじい。それは認めるしその場を沸かせる自信もある。しかし、その様子を彼女に見られるなんてことは悲劇以外の何物でも無い。
「何なら私も、孫市と共に『Monster』の完コピを見せてやらんことも無いぞ。私が松潤、孫市がリーダーを担当し「それは遠慮しとく。」
むしろ三成と孫市なら、それこそAKB48を歌って欲しい。二人で『ヘビーローテーション』でも……。…やばい、下着姿で寝そべったり、猫耳を付けた三成と孫市がいちゃいちゃしている様子(←PVより)を想像してしまった…っ!!
「どうした家康。にやにやして、妙な想像でもしているのか?気色悪いにもほどがあるぞ…。」
三成はすすす、と離れて行った。ダメです三成さん、多分ワシがAKB歌ってるところを見たら、お前は絶対に引く。つーかフラれるって!
「家康、石田ぁ!早く行こうぜ〜!!」
遠くで元親が呼んでいる。
「貴様のAKB、期待しているからな。」
横で三成がふふんと笑った。
「会いたかった〜♪会いたかった〜♪会いたかった〜Yes!きーみぃにぃい〜♪」
「………。」
元親だけが大爆笑して手を叩き、孫市は冷ややかにワシを見詰め、刑部はくつくつと不敵に笑っていて、三成は絶句。
あ、ああぁ……終わった…。
ついでに。三成と孫市の嵐の完コピは凄く……格好良かったです。何かに出せば多分賞取れると思う。
あーもーワシ松潤になりたい……(泣)。
おしまい☆
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