「スコールの髪の毛さらさら」
「そうか?普通だと思うが」



秩序の聖域で俺等は二人座っていた。
ここは静かで好きだ。
誰にもクラウドとの時間を邪魔されないこの場所が。

クラウドは俺の髪に指を絡めながら楽しそうに微笑んでる。
俺の髪なんか触っても楽しいとは思わんが。


「クラウドの髪の毛は……さら……さらなのか?」
「……朝と風呂入った後はこんな頭じゃないからな」


覚えがない。
俺はクラウドより早く寝る。
クラウドは俺より早く起きる。
今日はちゃんと起きて見てみようかな。



「スコール」
「ん?」
「髪にキスしていい?」
「……はぁ!?」
「髪にキスした事無いし」
「か、髪はやめろよ……ッ、恥ずかしい」
「えー、いいじゃーん」
「……髪にするんだったら唇にしろよ」
「はぁ!?え、え、え、え!?」
「はぁ?い、え?は!?」





*PREV END#

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