似合うと思うんだ。メイド服 のバッツ視点










もうすぐ文化祭。
俺は今までに無いくらいドキドキしていた。


朝、いつものように、スコール・ジタンと一緒に通学していた。
イベント事があるとすぐその話題を出すスコールだけど、文化祭の事は全然話さなかった。
だから俺から話を振ってみようと思った。



「ジタン、スコール。もうすぐ文化祭だよな!」
「あー、そう言えばそんな時期か」



なんだ。忘れてただけなのか。
結構スコールは文化祭に対して無関心らしい。
楽しいのになー。
そう言えば体育祭ん時もスコールすっげー嫌な顔してたなぁ。
運動神経良いのに何で嫌がるんだろうなぁ。




ずっと喋って歩いてるとやっと学校に着く。
前まではジタンと一緒に学校に来て毎日のように喋って、気付いたら学校ってパターンがほとんどだった。
だけど、スコールと仲良くなってから、もっともっと登校が早くなった感じがする。
楽しい事が過ぎるのはあっという間なんだな。



「おはよー」



俺とジタンは教室に入った瞬間みんなに挨拶をして席にがたーんと勢い良く座る。
後ろはジタンだから俺はイスをジタンの方に向けてベラベラと喋り出す。




「なあ、ジタン」
「何かお前今日テンション高くないか?」
「だって文化祭だぜ!?ワクワクしてくる」
「今日話し合うんだろ?バッツは何したい?」
「……スコールのメイド服が見たい。絶対似合うと思う」
「……は?」




元々目がパッチリして大きいジタンの目はもっと大きく開かれた。
そんなに驚くなよ。


理由は単純。
体育の時に見たスコールの足が綺麗だったからスカートでもはいたらもっと魅力的だと思ったから。
凄くくだらないって思うかもしれないけど、俺はあれに目を奪われました。

白くてしなやかで無駄に脂肪も丁度良い筋肉な長い足。
触りたい。



「バッツよだれ」
「あ……」


俺は袖でヨダレを拭いてチラッと横目でスコールを見た。
スコールはクラウドと喋っていた。
――絵になるよなぁ――二人とも格好良いし。
イケメンってやつだよな。
二人とも男女共々に人気あるし。
スコールは気付いてないみたいだけど。
スコールがみんなに愛されてるのは嬉しいけど、独占欲が凄いのか分かんないけど俺はもっともっと愛してる。
俺の愛だけ受け取ってくれれば良いのに。



「でも、スカートなんてはいてくれないよなぁ、スコール」
「……しょうがないな。俺が協力してやるよ。だから寂しそうな顔すんな」



ジタンはそう言って俺の頭をポンポンと叩いてくれた。
やっぱジタンって頼りになるよなぁ。



「今日文化祭について決めるんだろ?だからお前は食べ物屋をやりたいって言え。絶対にだ」
「食べもの屋?」
「ああ、そう言えば俺が後はどうにかしてやるから」
「……分かった」



どうして食べ物屋なのか分からないけど俺は素直に了解した。
ジタンは俺と違ってちゃんと計画して悪戯とかも出来るからきっと何かあるんだな。


そうして、一限目が始まった。



クラス委員が前に立って適当に文化祭について説明して行く。
俺はとりあえずジタンに言われた通りの事をまず言えば良い。



「じゃあ、決めて行きます。何がしたいですかー?」
「はいはいはーい!」


俺がシュバッと手を挙げて立ち上がった。
イス倒れたけど気にしない!



「食べ物屋! 俺なんか食べたい!」
「あ、俺も俺も!」


ジタンも楽しそうに俺も俺もと声を上げて立ち上がった。
窓際に座っているスコールが嫌そうな顔をしてた気がしたけど気にしない。
気にしてたらきりがないんだ。


反論は面倒臭がってしないスコールは下唇を噛んで心底嫌そうな顔をしていた。
元々大きい声で反論しないしな。




その放課後。
俺とジタン。クラス委員・女子多数で話し合う事になった。
ぶっちゃけ俺何するか分かんないや。
イスを円のように並べみんなで仲良く座る。



「今回は飲食店だけど何をするの?」


クラス委員が俺に聞いてくる。俺は知らないって。ジタンに聞いてくれ。



「委員長。俺から良い?」


ジタンが俺等には見せない作り笑いを委員長に向けた。
えらい猫被ってますね、ジタンさん。



「今回はただの飲食店じゃない。メイド・執事喫茶だ」
「……え?」



メイド・執事喫茶?
え、コスプレすんの?
で、でもそれじゃあ、スコール執事服を着る事になるんじゃないのか?



「ジタ」
「まあ、話を聞け。今回は完璧な私情なんだけど、スコールにメイド服を着せたいんだ」
「れ、レオンハートに!?」


委員長と女子達の目が点。
そりゃそうか。
大きなイベント事の裏側の考えは実はメイド服スコールを見たいっていう俺の欲望なんだから。



「お、俺の勝手な私情だから無視してもいいからな」
「とっ、とんでもないよ!是非とも協力させて!」
「私も、レオンハート君のメイド服見てみたい!」
「あたしも!バツスコよ、バツスコ!」



――へ?
てっきり反対されるかと思ったら委員長と女子も立ち上がって賛成してくれた。
え、ホントに!?
それにしてもバツスコって何?



「じゃー、賛成って事な」
「でもどうやって着せるんだ?」
「スコールにメイド服渡して、はい着ますなんて事は絶対に無い」
「そりゃーなぁ」
「俺って部活もバイトもやってないけど劇団やってるんだ」



あー、そう言えばそんなような事言ってた気がする。
タンタラスだっけ?そんなような劇団だったかな。



「衣装も沢山あるんだ。メイド服もあるし」
「おお!」
「スコール用のスーツを一着無しでその分メイド服を持ってこれば!」
「……スコールの着る服はメイド服のみ」
「そういう事」



あ、頭良い!
どうしよう。凄いドキドキしてきた。
スコールのメイド服。
スコールが接客。
スコールのスマイル0円。
いや、笑ってくれないならお金出す。
お金出して笑って貰う。



ジタンは明日服を持ってくるって言ってたから俺は明日朝早く起きて持って行くのをお手伝い。
……クラス全員分の衣装あるなんて凄いなぁ。




その夜クラウドから電話が掛かってきた。
あいつから俺に電話なんて珍しいな、と思いながら電話に出たら



「お前達何を企んでる」



と笑いながら言ってきた。
あまりにも言い方が気持ち悪かったから恐る恐るして言うと、弾んだ声で



「有り難う、楽しみにしてる」


と言って電話を切られた。
……なんだったんだ、あいつ。

俺が携帯をポーンとベットに放り投げると、また携帯が鳴った。
もう、誰だよ!俺は明日スコールに来て貰うメイド服でいっぱいいっぱいなのに!



「……またクラウドか」



ディスプレイに映る名前を見るとげんなりした。
いや。別にクラウドの事は嫌いじゃないんだけど、こういうスコールの事になるとしつこいんだよな、あいつ。



「もしもし……」
「バッツ。いつメイド服を着るんだ?当日?前日?それとも」
「明日一応全員分の服を持っていくからその時に渡すつもり」
「そうか、楽しみにしてるからな!」



もう一度そう言って電話を切られた。
あ、こんな事してる場合じゃない、準備しなきゃ。








「バーッツー!」
「おお、ジタンおはよー!」「おま、何かサンタみたいだな」



そりゃ、全員分って言っても半分ジタン持ってるけど、そのクラス半分の洋服持ってくんだから、サンタしか持ち方ないさ。
しっかし、服単体だと軽いのに多いとこんなに重いとは……。



「ほら、学校行くぞ!」
「うぅー、重いー……」


いや、でも俺が言い出しっぺなんだから、俺がしっかりしないと!
俺は気持ちを新たにし、学校へ向かう。





教室に着くと教卓で俺達は服を広げる。
外では、野球部やブリッツ部などがまだ朝練をしてる。
俺達は協力して服を並べていく。


そうやってると段々教室にも人が着て、やがて着てないのはクラウドとスコールになった。




「メイド服可愛い!」
「スーツも格好良くね?俺似合う?」



クラスメイトは楽しそうに服を見せ合っている。
やっぱ俺人の楽しそうな顔見てるの好きだな。
俺も幸せな気持ちになる。



「はい、これな!」
「ありがとうー!」
「……ん?」



最後の女子にメイド服を渡すの人と人との間からスコールが見えた。
きた!きたぞ!


「お、スコール、クラウドッ!」
「お前等もこっち来いよ」


俺達が呼んでみると、スコールは一気に眉間にシワを寄せて、クラウドはニッコニッコしながらこっちへやってくる。


「おい、これはどういう事」


スコールが何か言おうとしてたけど俺は気にせず、メイド服をスコールに投げ渡した。



「スコールはこれな、で、クラウドはこっち」
「ん」


スコールは受け取ると、ぽかんと口を開けながら貰った服を見ていた。
自分のと、クラウドのを交互に見て訳の分からない顔をしていた。
ああ、そうか、分からないのかな。


「あ、それ文化祭の衣装な」
「はぁ!?」
「ごめんなー、スコール。時間が無くて急いでたもんだから男子の分の衣装と女子の分間違えちまってよ」


嘘だけど。
俺の後ろに隠れてるジタンはプルプル震えて笑いを堪えていた。



「まあ、グダグダ言うなよ。サイズだって丁度なはずだし」
「バッツ。交換しろ」
「いーやーだー」


俺のメイド見て誰が喜ぶんだ。
俺頑張ってスコールの体型に合うメイド服をタンタラスのあの大量の衣装から見つけてきたんだぞ!

チャイムが鳴るとスコールはハッとして諦めたかのように、自分の席に戻った。





文化祭までの日まで授業中スコールに睨まれた気がした。




文化祭当日



「今日だよな!」
「あ、ああ……」
「って、バッツ目充血凄いな」
「そりゃ、スコールが楽しみで眠れなかったからな……」



22時に床に入ったつもりがちっとも寝れなくて結局6時まで寝れなかった。
俺達はたわいもない話をしながら、学校へ向かうと、結構教室には人が居た。

数人はもう衣装に着替えてキャッキャしていた。
俺達も着替えないとな、そうジタンに言われると荷物を置いて更衣室に向かった。


着替えて教室に戻ろうとすると教室に入ろうとするスコールが見えた。



「スコールおはよう!元気か!メイドちゃん!」



俺はスコールに会えるのが嬉しすぎて飛びついてしまった。
その勢いでスコールを押し倒してしまったけど、結果オーライ。
俺の下でスコールが焦ってる姿、なんて可愛い、……いや、何でもない。



「俺な、俺な!今日が楽しみで一生懸命準備したんだよ!だから後はスコールが服を着るだけなんだ!」



俺はスコールに顔を近づける。
どうだ、この勢い!




「駄目か……」
「うぁ……」



俺は目に神経を集中させて涙を必死に出そうとする。
んー、頑張れ俺の目!
よ、よし!目が潤んできたぞ!



「わ、分かった。着る、着るから!」
「!ホントに!?うわぁあ、スコール大好きぃいい!!」
「うわ、抱きつくな!離れろよ!」




落とした。




スコールは重い足取りで教室を出て更衣室に向かっていった。



「バッツ……お前、……目的の為なら手段選ばれないタイプだな」
「当たり前だ!」


俺は親指を立ててジタンに笑って見せた。


「おえ、気持ちわりぃ」
「ひでぇええ!」




ガラガラと、ドアを開ける音が聞こえて、みんな一気にそこを見た。
その中の1人は俺。

う、わぁ……




「うわあ!やっぱりスコール似合うぅう!!」「どぅわあ!」




やばい、可愛い!
また勢いで押し倒しちゃったよ。
どうしよう、どうしようか。
ほんのり赤くなった顔が可愛い。
ひらひら可愛い。

ひらひらスカートから見える白い足が綺麗……?
あれ?




「って、何でスコールジャージはいてんだよ!脱げよ!」
「ば、馬鹿!何で足まで晒さなきゃいけないんだ。男の足なんて見せてもしょうがないだろ!」




なんだよ!
俺はスコールの足が見たくてメイド服を着せようと必死だったのに!




「脱がすぞー」
「ちょ、やめっ」




俺は一気にスコールの着ているジャージを下げた。
そのジャージはペッとどっかにほかった。

スコールは必死にスカートの裾を引っ張って足を隠していた。
そんなに前を引っ張ったら後ろがやばいよ!
スコールの白すぎる足に黒のニーハイソックスの効果は俺に大ダメージを与えた。

しかも、恥ずかしくて目に涙まで溜めて……。
うわぁぁぁぁああ、可愛い!
どうしよう!

そう思ってると外野が騒ぎ出した。
外野って言っても男子の方だが。


「やべぇ、レオンハート可愛い」
「俺、あいつなら勃つかも」
「ヤりてー」



――!
俺は声のする方へ顔を向けた。
ふざけんなよ、スコールに触るな。
汚い手でスコールに触るな、近付くな!

俺がそっちに向かって歩き出すとジタンに止められた。



「お、おいバッツ!やめろって」
「ジタン……止めるな」
「スコール見てるぞ」



俺はハッとして、スコールの方を見るとスコールは不安な顔して俺を見ていた。
そんなスコールにクラウドは近付いて外に出るように誘って外に出せた。

それを見ると、ジタンはため息をついた。


「あのな、お前ら、本人の近くで勃つ、とかヤりたいとか、言って良いこと悪い事あるだろ?バッツ、それ聞いて嫌だったんだろ?」
「うん……」
「ゴメン……冗談のつもりだったけど、バッツがそんな怒るとは思わなくて……」
「お、俺もゴメン、急に怒り出して」


俺達は、お互いに謝って仲直りをした。
俺があのまま殴りかかってたらせっかくの文化祭が台無しだったかも。



「ジタン、ありがとな」
「いいって事よ!」





俺達は最後の準備をし始める。
後少し!早くスコール達帰ってこないかなー。

そう思ってドアを見てたら丁度二人が帰ってきた。




「あ、スコールおかえり!」



俺はスコール達の元へ駆けていく。
やっぱ最高だな、メイドスコール。




「た、ただいま……」
「んー、やっぱりニーハイだな!スコール肌白いし絶対領域最高だな」
「こ、この変態!」



俺はスコールにかかと落としされて蹌踉けた。
で、でも、見えた!見えたぞ!!


「なあスコール」
「どうしたジタン」
「今、見えたぞ」
「ッ!?」



結構スコールのスカート短くしたもんな。
そりゃかかと落としなんてしたら見える。



「ボクサーか」
「死ね、クラウド!!」










文化祭が始まるとお客が予想以上に来て、ちっともスコールをじっくりと眺められない。
しかも、クラスメイトに頼まれて食材買ってこいって。
スコールもって言ったら、レオンハート君は今接客中だからって言われた。
正直泣きたい。





頼まれた食材を買って学校へと戻ると何か自分のクラスが騒がしかった。
賑やかなら分かるけど、騒がしいって。
そう思って教室を覗くと、スコールが3人の男に囲まれていた。





「スコール!」




腰に回った手。
頬に添えられた手。
触るな、触るな!気持ち悪い!



「ちっ、面倒くせぇ」



男達は俺達を見ると、舌打ちをして逃げていった。












「スコール!」
「ば、っつ……」
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫だから……ッ」


腹……蹴られたのか?
俺がちゃんと見てなかったから。
ちゃんと裏方にすればよかった。
俺のせいで……。


「保健室行こう」
「大丈夫だか、うわっ」


俺はフワッとスコールを抱き上げた。
お姫様だっこで。
スコール軽い……。何食ってんだ、こいつ。


「み、みんな見てる!降ろせ!」
「降ろさない」



俺はスコールにそう言って保健室へと急いだ。
スコールのお腹、大丈夫なんだろうか?
どうしよう、そればっかり考えていた。




「先生ーって、あれ居ない」
「ホントだ。ってそろそろ降ろせ」
「……嫌だ」
「バッツ……」
「俺ホントどうしようかと思った。俺達が裏に行ってる間にスコール指名されてるし何か騒いでるし、あの男変な所触ってたしッ!」



――ホントに、ホントに心配で



「俺心配で……心配で」
「ゴメン……」



スコールはそう言って俺の首に腕を回した。
俺も同じようにスコールの腰に腕を回す。


なんだか、キスしたくなって俺はスコールを呼んでみた。



「スコール」
「ん?んッ、んーッ!」



スコールはビクッと体を震わせる。
俺はそれが嬉しくって、角度を変えて何回もキスをした。
スコール可愛い。

俺はパッと唇を離すとスコールの口から情けない声が出た。


「もっとして欲しいの?俺の事気持ち悪いと思わないの?」
「……全然。むしろ……気持ち良かったかも」


マジで……!



「バッツ?」
「スコールさ、お腹蹴られたろ?お腹見せて」
「大丈夫だと思うけど」
「いや、駄目だ」
「分かった……けど……」




スコールはどうやってお腹を見せようと迷っていて、俺はスコールのスカートをまくり上げる事にした。




「ひっ!? ば、バッツ!」
「だって、スコール遅いもん」
「し、下からはやめて、上からっ」
「……しょうがないな」


スコールは俺の手を止め、自分で方のエプロンをずらし、胸のリボンをシュッと外して、胸のボタンを外していった。

……スコール、エロ。







俺がジッとスコールの行動を見てるとスコールは顔を真っ赤にして、足を内股にし、そわそわしていた。
ん?どうしたんだ?





「バッ……ツゥ……」
「ん、スコール?」
「どうしよう。体が熱い!バッツを見てるとシたくてシたくてたまらない!」



――え?
シたいって、あれだよな。
俺と……?


「シたい!バッツとシたいんだ」
「……良いのか?」
「うん。スーツ姿にドキドキする」
「俺もメイドのスコールにドキドキする。優しく出来ないかもッ」



そう言うと俺はスコールの唇にキスを落とす。
夢……じゃないよな。
スコールに俺今キスしてるんだよな。



「んっ、ふぁ」


夢じゃないな。
どうしよう、幸せだ。

ずっとキスしてると、スコールは息がしづらくなったのか、口を少し開けていた。
俺はそれを見ると、自分の舌をスコールの口内へと侵入させた。





「ん、んっぁ」
「スコールも俺のに絡ませて」
「分かって、るけど、んぁ」



スコールが可愛くて我慢できない。
スコールは一生懸命舌を絡ませようとしてくれてる。
下……触ってもいいかな?
下を触ってみると、スコールはビクッとした。



「ひあぁあッ」
「こっち集中して」
「ふぁあ、あ」


初めてがスカートってちょっとマニアックだな。
そう思いながら上下にスコールのモノを擦った。


「や、ぁ、あ、やめ……」
「もしかしてスコール1人であんまシないの?」
「そんなッ、事言わ、いで」
「へぇ……だからこんなに感度良いんだ」



じゃあ、俺が初めてか。そう思うと嬉しくなって、スコールを見て笑った。
そうスコールは恥ずかしくなったのか目をパッと逸らした。
なんだよ、目ぇ逸らすなよ。
俺はちょっと怒ってスコールのそこを少し強く握ってみた。



「ふ、あぁ、ああぁああ!」
「え」


スコールのものが一気に解き放たれ、俺の手にはベットリと白濁が付いた。
まさか、これでイクなんて……。

放心状態のスコールに俺はスコールの前にさっきまでスコールのを握っていた手を持ってきて見せてきた。
そして、フッと笑って



「痛くてイッちゃった?」
「んッ」


スコールの口に指を突っ込んだ。


「あーあー、メイド服にベットリ付いちゃった」


スコールは顔をもっと真っ赤にして俺から目を逸らした。
やばい、もっと虐めたい。



「ほら、しっかり舐めろよ。そうしないと痛いのはスコールだよ?あ、スコール痛いの好きだから大丈夫か」



俺はスコールの口から指を抜いてスコールの四肢を開いてそこに指を入れてみたけど、やっぱきつかった。
スコールは目からボロボロ涙を流してるけど、ゴメン。
最初、絶対に痛いんだ……ッ。

それにしても、俺の指ももってかれそ。


「ば、バッツッ! いたい、い、痛いッ!」
「やっぱり、きつかったか……ッ。力抜いて、大丈夫だから」
「でも……ッ、あぐぁ」
「……でも、こっちは萎えてないみたいだよ」


スカートで隠れているはずスコールのものはくっきりと見えていた。




「Mスコール」
「ひぁあッ!あぁ、ば、バッツ……もっとぉ」
「待ってろって。……んー、何処だ」
「ひ、あぁああぁあ!?」
「あ、みーっけ」


ここか、俺はそう思ってそこだけを集中的に攻めてみる。
スコールは凄く気持ちよさそうに喘ぎ声を上げている。
どうしよう、俺も限界なんだけど。


「スコール、俺、もーげ、限界……」
「ぁあッ、い、いいから……」
「挿れていい?」
「挿れ、ていいからっぁあ!」


俺は生唾をごくっと飲んでスコール抱き寄せて、俺の膝上に乗せた。
スカートで丁度隠れるな、これは。


「早くぅ……ぁあっぁ」
「分かってるって、行くよ」
「ん、うん」

「バーッツー、スコールー!?」



――は?


俺等の動きは同時に止まった。
ガラガラとドアを開けて入ってくる奴が居る。
あの声は……ジタン――……だよな。




「あれ?あいつら居ないのか?」
「いや、保健室に行くって言ってたから居るはずだ」




「スコール……」
「……ハァ」




スコールはため息をついて、近くにあったティッシュを取って汚れている部分を拭いて、ゴミ箱に捨てた。
そのまま、スコールは二人の元に行こうとしてる。え……?俺放置です……か?
ぽかんとしてる俺にスコールはティッシュをくれて、カーテンを開けて出ていてしまった。

……俺放置……。





「で、バッツは何処に行った」
「ベットに居る」
「……」


俺はここに居てもしょうがないと思って汚れた上着を脱いで、ワイシャツのままベットを出た。




「何で上脱いでんだお前」
「スコールが汚した」
「何で不機嫌なんだよ」
「お前達のせいだよ!ばーか!」
「はぁ!?」



やってられない。スコールはそう呟いて保健室を出た。


あぁ、行っちゃった……。
ってか……俺はなんて事したんだッ。


「追いかけないのか?」


クラウドが大げさにため息をついて俺を睨んできた。


「だって、俺無理矢理?しちゃったし……」
「でも、そのままってのは無しだろ?追いかけろよ」
「……うん、ありがと、二人とも!」


俺は保健室を出て、スコールを追いかけた。
スコールの後ろ姿はフラフラしていて今にもどこかにぶつかりそうだった。



「す、スコール」
「あ、バッツか」
「あの」



俺はなん言って良いか分からず、モジモジしてしまう。

どどおっど、どうしよう、
体大丈夫かって言ったらいいのか、……続きいいかなんて言ったらぶっ飛ばされるに違いない!



「バッツ」
「ぇあ、はい!」
「今日文化祭終わったらお前の家に行くから待ってろ」
「え、それって……」
「……続き」
「え、あ、や、ホントに!?」
「嫌なら行かない」
「き、きてきて!待ってる!メイド服で!」
「……行かない」
「御免なさい!」






スコールが来たら好きって言おう





*PREV END#

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