学パロみたいの。
最近学パロ多いなww
年齢メチャクチャで1234568910は同じクラス。
何かほのぼのなスコール語り






















高校2年の夏。
席替えをして俺は窓側の一番後ろの席を取った。
我ながら席運が良すぎる。



後ろから三番目より前には絶対行った事が無い。
ティーダからは良く羨ましがられたりもする。




この席は丁度教室全体を見回せる位置だ。
だから授業中みんなが何やってるかすぐ分かる。


隠れて弁当を食べてるティーダ。
おい、まだ三限目なんだが……。



隣の席ではバッツが爆睡。
教科書、ノートにヨダレが水たまりを作ってる。
起こすのが面倒臭いから放置。


先生の前の席ではウォルが真面目に話を聞いている。
この二人とは大違いだな……。

それにしても、眩しくて前があまり見えないんだが。




「あー、わっかんねー。スコールここ分かるか?」



ジタンが髪をワシャワシャかき分けて俺の方へと体を向けた。
ついでに言うとジタンは俺の前の席。

見事、バッツ・ジタンに端っこに追いやられた感じがする。
担任からこいつらをどうにかしろと席替えの時言われたのはこういう事か?



「ここで、それを代入すれば解ける」
「お、んー……あ、ホントだ!ありがとな!」



バッツと違って根は真面目なジタン。
俺、ジタンのこういう所好きだ。




「虫けら。ここを解け」



皇帝に当てられたフリオニールは心底嫌そうな顔をして、黒板の方へ向かって問題を解き始めた。

やたらとあいつフリオニールに絡むよな……。


問題を見事解いたフリオニールは自席へと着こうとする。
しかし、その途中ティナに話しかけられ辺りは真っ赤に。

……一種のホラーだな。あれは。


ティナが驚いてフリオニールに近付く所をたまねぎが必死で止めようとする光景もいつもと変わらない。


そして、セシルが携帯に張ってあるゴルベーザとのツーショットのプリクラを見てニヤニヤしてるのも。
先生も誰ももう注意しなくなった。
理由は……こ、怖いから……。



「スコオオオオル!!」



ガラガラガラとドアをぶち破って入ってくるクラウドもいつもと変わらず。
あいつだけクラスが違うなんて、きっとセフィロスのせいだな。




「暇。だから一緒に屋上行こう。屋上で俺とスコールが淫らな事をするんだ!」
「お前もうどっか行けよ」
「クラウド、だからお前だけクラス離れさせられるんだ」


皇帝がボソッと呟くと、クラウドはビクッと肩を震わせて俺に近付いて来た。
何だこいつ。



「一緒に居られなくても俺は……俺は!」
「うわっ」



俺を抱き上げ教室を飛び出す。
これも昨日と同じ。




こいつも、飽きないな。
そんな事を思いながら落ちないようにクラウドの首に腕を絡ませる。



すると、教室からバッツを中心にクラウドを追いかけるのも。
クラウドがボコボコにされるのも。



ずっと続けば良いのに









*PREV END#

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