小説 | ナノ








「やっときたね」
「ああ」



本当に長いようで短かったようなよく分からないや。
俺達は無我夢中だったんだから覚えてないのも無理はない。
部が出来てまだ二ヶ月も経ってないのかな?
それでも俺達はここまで来たんだ。

地区予選も県大会もギリギリ。
2−1だったり5−6だったり。
時には10−11とかあったよね。

どんなに点差を付けられようと俺達は諦めなかった。
だから今ここに居るのかな。

でもここに来るのも楽じゃなかったよ。
出来たばかりの部でお互いの事も良く分かってないからそりゃ揉めるさ。
揉め揉めだったね。

廃部危機にまでなったっけ?
でもキャプテン――円堂君――が諦めちゃ駄目だみんな好きだろ!?って一括を。
そこから俺達は一つになったね。

秋葉メイトの時は豪炎寺君が怪我したり。地区予選で戦ったライバルの鬼道君が県大会の時にチームに来たり、ああそういえばあの時も揉めたね。

色々あったけど俺達は今ここにいるんだ。
誰ひとりかけちゃない。みんな一緒。

「優勝絶対しようね」
「当たり前だろ?ここまで来たら優勝以外ない」

そうだね、と俺は笑った。
どんな強豪が待ってるんだろう。
でも俺達は誰が来ても負けない。
雷門が勝つんだ!

真っ青な空には雲一つない。
そんな空の下で俺達は戦うんだ。

「夢だったんだ甲子園来るの」
「俺もだよ」
「だから負けない。勝ち続けるんだ」











_
サッカーしろよ


ヒロトちゃんはショート
風丸君はセンターっぽいなから始まった妄想


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -