■稲妻小説うp!
「俺ヒロトの髪好きだよ」
風丸君は俺の髪にキスをする。
ホント恥ずかしい事を平気でするんだから。
「普通じゃないかな?」
「いや、今日吹雪と話してたんだ。ヒロトの髪好きって」
「へぇ」
俺あんまり自分の髪好きじゃないんだよなぁ。
ここの両サイドの髪とか跳ねちゃってるし。
イジイジと自分の両サイドの跳ねてる髪を触っていると風丸君はフッと笑って
「そこの所とかも可愛い。猫みたいで」
って言ってくれた。
そうなんだよ、日本代表選考試合前に緑川に言われたんだよ。
何か猫みたいで可愛いよ、って。
吉良ヒロトと演じなくなってワックスで髪を抑える事もしなくなって、この髪型になってしまった。
その為か髪も傷まなくなった。猫……かぁ。
「真っ直ぐだった時より今の方が好きかな。何か今の髪型はヒロトっていう感じがする、っていうか」
「……ありがとね、風丸君」
俺の髪型……か。
まさか風丸君に言われるなんて。
どうしような、凄く今嬉しいや。
小ネタ 2011/06/05 23:18