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信じられない、と思った。言葉なんてひとつも口から出ていきやしない。それは俺も、また他のみんなも同じだった。
今なら事の発端当初よりはいくらか船長の心がわかるような気はする、けれど、まだすべては理解できていない。だから誰にも誤解を与えないように、起こったことをありのままに思い返してみようと思う。
ミラが、ハートの海賊団を、やめるときの話を。
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