::月子さん設定(bnst)


月子(つきこ)
ポートマフィア構成員で、長い髪を三つ編みに結っている22歳の女性。
誕生日:6月17日。身長160cm

能力名:湖上(こじょう)
自分の視界の範囲内に瞬間移動することが出来る。万能のようにも思えるが、あまりに距離が遠く、着地のイメージが掴めない場所などに移動するとおかしな地点へ飛ぶこともある。ひとりまでなら共に移動も可能。
中原中也の詩、「湖上」から。

ポートマフィア幹部中原中也の側近であり、本人はその役職を「幹部付」と呼んでいる。かつては暗殺を得意とし、マフィアの武闘派たちの長を担っていたが、現在は書類仕事や報告伝達、部下への指示など、中也の仕事の一端を担う形で前線からは退いている。
好戦的な中也に対し、冷静で論理的。性格上、戦いを好まない。容姿端麗ではあるが、年相応に見られていないのではと気にしているところがある。マフィア加入当時、自身の名前もなかった。現在の名前は中也によってつけられたものである。

太宰とも旧知の仲であり、中也によって捕えられた太宰に会いに来た際には「昔は私の後を着いて離れなかったのに」と言われ、顔を赤くして怒っている。
芥川に同じく元々貧民街の浮浪児。幼いころ人身売買で売りに出された先がポートマフィアの下部組織であり、そこの持つ娼館で育った。15歳の頃組織の人間全員が粛清に合う。その場に居合わせたが、異能力者だったことで首領に拾われることとなる。拾われた当初、言葉を話せるが読み書き計算などがほとんどできない状態だった。




かつて、太宰に同じく織田作之助とは友人であった。織田作はまだ教養の薄かった月子に本を与えたり、兄のように接していた。
織田作がジイドのもとへ向かった際、そこへ向かおうとする太宰を足止めする役を首領より命ぜられた。本人は任務を全うしたが、その後から『友達を見殺しにしてまで自分はこの仕事がしたいのだろうか』と疑問を持つようになる。太宰が組織を抜ける際、言葉も交わせなかったことを気にしており、段々と殺しの仕事に消極的になる。他に生きていく術を知らない月子にとって、この変化は致命的であった。それを見かねた中也が現在のポストへの異動を進言し、それが行われたことによって前線を退くことになった。


 


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