--御話
妖・ヤタガラスの血を引いた双子の色(しき)・粋(いき)
色・粋の力は妖の力を増長させ、強力な妖力に変化することが出来る―
その情報をいち早く知った膨大な派閥を持つ、天狗たちは彼らを手に入れようと試みる。
天狗の中で変わり者と呼ばれる陽炎はそんな彼らを引き取り、彼らの身を守ろうとするのだが?
台本サンプル
--人物
色(しき)img
「そして僕らは成長する。陽炎よりずっと強く、彼を守るために」
ヤタガラスと人間の女性との間に生まれた子。生まれつき妖力が少なく、攻撃的力を分け与えることはできない。ちょっとした傷の回復程度なら力を与えることができる。
粋(いき)img
「俺らヤタガラスは元々遣わされた妖だ。人のためにせよ、妖のためにせよ、その身を誰かのために尽くせと神がつくりあげた」
ヤタガラスと人間の女性との間に生まれた子。色とは双子。妖力が高く、攻撃の力を分け与えることができる。けれどあくまで自ら攻撃することはなく、陽炎に分け与えるのみ。陽炎と色を大事に想っている。
陽炎(かげろう)
「僕は長生きをしたいとは思いませんよ。もう随分この世を生きてきました」
炎を扱う天狗。色と粋が天狗仲間たちに利用されるのを守るために二人を引き取ることになった。戦うことはあまり好きではないが、二人のためには相手の死も厭わない。
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灯影(ほかげ)
玉響(たまゆら)
猫又。可愛い容姿をしているが実は男。
炎矢(えんや)
焔毘(えんび)
鉄鼠A
鉄鼠B