後書き
(香咲ゆの)
最後までお読み下さりありがとうございました。
初めてのコラボという事で不安だらけでしたが、無事に完結する事ができました。
力量不足な私がここまでできたのは、ひとえに最後までお付き合い下さった皆様と、真音さんとお陰だと思っています。
本当にありがとうございます!!
今回、コラボ小説の原案を持ち出したのは、私でした。
実は小説の話が出る前に怖い夢を見て、それを真音さんにお話したのです。
夢の内容は、お話と同じような感じです。
とある五人の男女が、夜にひっそりとした山の中(墓地のような感じ)で肝試しをしていて、池に差し掛かった途端、女性二人が「寒い!」と言い、その場に座り込んでしまいます。
これは大変だと思った男性二人は、女性を支えながら元来た道へ戻ろうとしますが、一人の男性だけ面倒だと言わんばかりに後ろからついて行き、入り口まで歩きます。
だけど、開いていた入り口の門が何故かしまっており、しかも支えていた男性二人も女性と同じように「寒い!」と叫び、その場に座り込んでしまい、仕方なく面倒だと思っていた男性が他の出口を探そうと後ろを向いた瞬間――その場面が消えました。
そして次に現れた場面は、大きくて白い綺麗な別荘でした。
その中に肝試しをしていた男女が二人、ソファーに座り、残りの二人は外の池で鯉に餌をあげていました。
この時点で一人――あの面倒にしていた男性がいませんでした。
そして、四人は皆、黒い服を着ていたのです。
餌をあげていた女性が「一年経ったけど、あの人大丈夫かしら?」と、いない男性を心配していましたが、隣にいた男性が「大丈夫、きっと元気で生きているよ。ここで……」と言った瞬間、四人がケタケタ笑ったのです。
そして大きな鯉が飛び跳ね、夢が終わりました。
その夢が覚めた途端、男性が鯉の餌になった事に気付きました。
怖い夢はよく見るのですが、「人間が一番怖いんだ」と言う夢は初めてでした。
これをホラーやミステリーを得意とされている真音さんにお話した所、たくさんのアイデアや意見を頂き、二人で試行錯誤し、一本の作品にする事ができました。
あんなに曖昧な夢がここまでになったのは、本当に真音さんのお陰です!!
このような機会を下さり、ありがとうございました!!
そして最後まで飽きずに読んで下さった皆様にも感謝してもしきれないほどです!!
本当にありがとうございます。
まだまだ色々と隠しているものがありますが、それは後々明かしていけたらと思っています。
それでは、たくさんのきっかけを下さった全ての方にありがとうを――!!
←|novel