Chapter7ー1







138:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


139:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


140:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


141:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


142:以下、名無しのバスケ部員
金持ち


143:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


144:以下、名無しのバスケ部員
いけめん


145:以下、名無しのバスケ部員
イケメン


146:赤
こんーお前ら
何の話をしてるんだ?


147:以下、名無しのバスケ部員
こんばんは赤様ー!


148:以下、名無しのバスケ部員
ばんわー!
この世で最も爆発してほしい種族のアンケでーす!


149:赤
圧倒的なイケメン率
黄ドンマイ


150:以下、名無しのバスケ部員
いや、赤様もだからね


151:以下、名無しのバスケ部員
そういやお前ら、リア充を忘れてるぞ


152:以下、名無しのバスケ部員
≫151 Σ(゚д゚)


153:以下、名無しのバスケ部員
≫151 Σ(゚д゚)


154:以下、名無しのバスケ部員
≫151 Σ(゚д゚)


155:以下、名無しのバスケ部員
≫151 Σ(゚д゚)


156:赤
≫151 俺も思ったわ。お前らはリア充よりイケメンの方が爆発してほしいのか


157:以下、名無しのバスケ部員
ここにはリア充いないから忘れてたんだよ!!


158:以下、名無しのバスケ部員
イケメンばっかりだから忘れてたの!!


159:以下、名無しのバスケ部員
どっちも爆発しろ!!!!!


160:赤
そんな事よりいきなりだが聞いてくれ
今日な、初めて灰を羨ましいと思ったよ
あれはズルい


161:以下、名無しのバスケ部員
wwwwwwww
俺もう灰って聞くだけで笑っちゃうんだけどwww


162:以下、名無しのバスケ部員
≫161 ひでえwwww


163:以下、名無しのバスケ部員
灰どうしたの?www


164:以下、名無しのバスケ部員
早く聞きたいwww


165:以下、名無しのバスケ部員
黄の笑顔に絶望したに一票www


166:赤
じゃあ最初から話すな。
朝、部活の為に部室行って色々用意してる最中に、黄が珍しく一番乗りで入ってきた。
俺を見つけるとパッと笑顔で挨拶してくれたんだよ。
黄「赤っちおはよー!!昨日は電話楽しかったっス!」
早足で俺の隣に来てめっちゃ顔近づけてきてさ。
キスすんぞテメエ。


167:以下、名無しのバスケ部員
口悪いwwwwwww


168:以下、名無しのバスケ部員
踏ん張ってると口悪くなる法則でもあるんですかwww


169:赤
俺「おはよう。俺も楽しかったよ。また暇な時とか電話しような」
黄「もっちろん!今度は俺から電話するからすぐに出てくれなきゃ嫌っスよ?」
だからウインクをするんじゃない!!!!
やめろ!!!!
俺をこれ以上惚れさせるな!!!


1970:以下、名無しのバスケ部員
安定の赤様wwww
安定の黄wwww


171:以下、名無しのバスケ部員
赤様の我慢が勝つか、黄のあざと可愛さが勝つか…


172:以下、名無しのバスケ部員
やべえ某番組で勝負させてえ…


173:以下、名無しのバスケ部員
そしてさりげなく誘う赤様な


174:赤
そんで、一緒に他の部員来るまで灰のこと話てた。
黄「俺、灰君に嫌われるような最高の笑顔作ってやるって決めたっス」
俺「そうか」
黄「…でも、本人を前にしたら笑える自信ないなあ…」
手で頬を引っ張って口角を上げてる黄。
黄がそう言うのも分かるわ。
灰に笑顔向けてるのなんて俺も想像出来ないし。
俺「黄なら出来るよ」
黄「…うん、そっスよね!頑張る!」


175:赤
んで、昼休み先生に用があって職員室に向かってたら、途中の空き教室に黄と灰がいるの見つけた。
急ぎの用だったけどこっちの方が優先順位高いから少し開いてた扉の隙間から覗くことにした。すごく灰変な顔してたわ。
灰「…お前、大丈夫か…?」
黄「え?なにが?」
ちゃんと黄笑顔作れるかちょっと不安だったんだけど、そんな心配はいらなかったみたいだ。
いっそ清々しいほど綺麗な笑顔で灰と話してる。
さすが黄。


176:以下、名無しのバスケ部員
さすが俺たちの黄だぜ


177:赤
灰「お前の笑顔とか久しぶりに見たわ」
黄「そりゃそうだろうね」
眉を寄せてる灰とニコニコ笑顔の黄。いつもと逆でなんかシュールだった。
黄「俺の蔑み顔が好きなんでしょ?だからこれからは笑顔で灰君と話すことにしたから。もうアンタの好きな顔はしてあげない」
これで俺に興味なくなるでしょ?と言わんばかりのアイドル並のキラキラした満面の笑みを、俺はすかさず無音カメラで写メったわ。可愛かったから待ち受けにしました。


178:以下、名無しのバスケ部員
黄が頑張ってる時に赤様ときたらwwww


179:以下、名無しのバスケ部員
ブレなさすぎでしょwww


180:赤
暫く睨み合うみたいに無言だった2人の沈黙を崩したのは灰だった。
灰「言っとくけど、笑顔向けられたくらいで諦めたりしねえからな?どうせその内ボロが出て笑顔作れなくなるに決まってるしな。たまに見せる蔑み顔の方が堪らないわ」
ニヤリと嫌な笑い方していつもの調子で言う灰。言ってることめちゃキモいのにどうしてそんなに普通なんだお前。
灰「我慢すればするほどご褒美貰えた時の快感やべえんだろうな」
こいつやべえな。


181:以下、名無しのバスケ部員
wwwwwwww


182:以下、名無しのバスケ部員
期待を裏切らないな灰www


183:以下、名無しのバスケ部員
これに勝つるのかな黄www


184:以下、名無しのバスケ部員
いや無理だろこれwwww全部快感にしちゃうやつだ最強かよwwww


185:赤
俺もこれに勝つとか無理ゲーだろレベル足らんわって思って助っ人しようと扉に手を掛けた所で、ブチッて音が中から聞こえてきた。
音の発信源は黄で、その顔見たら体硬直したわ。
ついさっきまでキラッキラ笑顔だったのに、一瞬で感情の抜け落ちた真顔になってた。
アッこれ黄キレたな。大丈夫かな(灰が)。しぬんじゃないか。
思わず灰の心配しちゃったよね。


186:以下、名無しのバスケ部員
ヒェッ…


187:以下、名無しのバスケ部員
美人の真顔ほど怖いものはないよな…


188:以下、名無しのバスケ部員
しかも黄みたいな普段はわんわんおの真顔でしょ?俺だったらチビるね


189:以下、名無しのバスケ部員
けどその顔も灰には効果ないんだろうなと思うと…


190:以下、名無しのバスケ部員
何も言えないよな…とりあえず灰が死なない事を祈ろう…


191:以下、名無しのバスケ部員
アーメン…成仏しろよ…


192:以下、名無しのバスケ部員
≫191 殺すなwwww


193:赤
ニヤニヤした笑顔の灰の胸ぐらを思い切り掴んで壁に勢いよく叩き付けた黄。
掴まれた襟で首を締められて苦しそうにしながらもやはりそこはドM。とても嬉しそう。こゎぃ。
殴り合いの喧嘩になりそうな勢いだったから流石に止めた方がいいかとおろおろしてた俺は次に聞こえてきた台詞に耳を疑った。
黄「いいよ、そこまで言うなら灰君のご主人様になってあげる」


194:以下、名無しのバスケ部員
…え?


195:以下、名無しのバスケ部員
は?ごしゅじんさま???


196:以下、名無しのバスケ部員
どうしてそうなった…


197:以下、名無しのバスケ部員
ヤケになったのか黄…


198:以下、名無しのバスケ部員
ご主人様ってあのご主人様だよね???解釈違い起こしてないよね????


199:以下、名無しのバスケ部員
展開急すぎて…

200:赤
≫198 間違ってないから安心しろ

灰「…は?」
黄「恋人は無理だけど、ご主人様だったらなってあげるよ」
俺も最初聞き間違いだろうと思って一旦落ち着こうとしたのにすぐにまた爆弾を落とされたからもう内心大パニック。
おいおい、ご主人様ってなんだよ響きからしてなんかエロいんだけど???というか黄のご主人様は俺だろ???(パニック)


201:以下、名無しのバスケ部員
赤様www落ち着いてwwwwww


202:以下、名無しのバスケ部員
混乱しすぎwwwwww


203:以下、名無しのバスケ部員
赤様は黄のご主人様じゃないよwwwwww


204:赤
灰「…まじで?」
黄「うん。でも5回テストをクリアしたらね。そしたらご主人様でもなんでも恋人以外ならなってあげる」
灰「テスト??」
ここの灰と俺の表情が見事にダブってたのは言うまでもない。
黄「だってタダで灰君のお願い聞くなんて死んでも嫌だもん」
場違いに黄の「だもん」に若干悶えそうになった。
激 カ ワ
というかそのテスト俺がやりたいんだけど。灰そこかわれ。


205:赤
灰「っは、いいぜやってやるよ」
黄「じゃあ初めのテストね。1ヶ月俺の視界に入らないで。それクリアしたら次は2ヶ月」
灰「はあ!??」
あ、やっぱり代わらなくていいです。1か月黄の視界に入れないとか無理ぽ俺多分1日目の夕方あたりでタヒってる。


206:以下、名無しのバスケ部員
ファーーーwwwww


207:以下、名無しのバスケ部員
そもそもwwwww赤様黄と部活一緒だし同じスタメンなんだから視界に入らないとかそれこそ無理でしょwwwww


208:赤
それにしても考えたな黄。多分どんどんテスト期間増やす気なんだろうな。
案の定不機嫌に顔顰めた灰。
灰「んだよそれ!お前テストクリアさせる気ねえじゃねえかよ!!」
黄「そんなことないけど。だって俺がご主人様になってあげるんだよ?これくらい難しくて当たり前でしょ。男に二言はないっスよね?」
ここでまた笑顔になった黄。灰の反応を楽しみ始めてるとみた。


209:赤
黄「テストクリアする度に一つご褒美もあげるよ?」
顔を近づけて灰の耳元で囁くように言う黄に、頬赤らめて言葉を詰まらせる灰。やっぱそこ代われ羨ましい!!!!!
灰「……いや。やっぱ嫌だね。期間長すぎんだろ」
そんな文句を言い出す灰に、緩く絞めてた襟をぐっと締めて、灰の足と足の間に黄の足を割り込ませ、膝でグリっと灰の股間を押しつぶす黄。しかも見たことないくらいに妖艶な笑みで、チラリと赤い舌を覗かせて唇を舐めてみせた。
ハッキリ言おう。たちましたよね。何がとは言いませんが。


210:以下、名無しのバスケ部員
あwwwwかwwwwさwwwwまwwwwwwww


211:以下、名無しのバスケ部員
おいwwwwwwww


212:以下、名無しのバスケ部員
ぶっこむなwwwwwwww


213:以下、名無しのバスケ部員
学校だぞwwww


214:以下、名無しのバスケ部員
分かるぜ赤様…こんなんたつだろ…何がとは言わないけど…


215:以下、名無しのバスケ部員
これはたつわ…エロいわ…


216:以下、名無しのバスケ部員
≫214・215 ナカ-マ


217:以下、名無しのバスケ部員
≫214〜216 お前らwwww


218:赤
そんな黄を見て灰はもちろん真っ赤な顔で絶句。そこに畳み掛けるように身体を密着させて囁く黄。
黄「我慢すればするほどいい、んでしょ?」
灰「ひ、ひゃい…」
語尾がハートになってますよ灰さん。


219:以下、名無しのバスケ部員
落ちたな


220:以下、名無しのバスケ部員
これは黄の完全勝利だわ


221:以下、名無しのバスケ部員
いやこれに勝てるやついないだろ


222:以下、名無しのバスケ部員
好きな相手にこんなんやられたらな…


223:以下、名無しのバスケ部員
自分の価値を分かった上での行動なんだろうな黄…恐ろしい子…


224:赤
灰の返事を聞いた瞬間パッと灰から離れる黄。
黄「よかった!じゃあ明日からね!1ヶ月後にまたここで会うって事でいい?」
灰「…あぁ」
赤い顔のまま放心状態な灰は見事に前屈みでしたね。分かる、分かるぞその気持ち。仲間だな灰。


225:以下、名無しのバスケ部員
なんの仲間なのwwww


226:以下、名無しのバスケ部員
前屈み仲間かwwww


227:以下、名無しのバスケ部員
くっそwwwwwwww


228:赤
それに気づいた黄が小さく「うわぁ…」って引いた声出したのに、俺までダメージくらった。誰のせいだと…


229:以下、名無しのバスケ部員
黄凄すぎるわwwww2人いっぺんに大ダメージ食らわせてるwwww


230:赤
黄「じゃあね」
灰「ちょっと待てよ黄」
灰を置いて空き教室出ようとした黄の手を掴んで足を止めさせた灰。
黄「…まだ何かあるの?」
掴まれた手を見て若干顔引き攣らせた黄。腰引けてるぞ。


231:以下、名無しのバスケ部員
そりゃ自分のせいとはいえ前屈みになってる相手に掴まれたらなwwww


232:以下、名無しのバスケ部員
なんかもうwwww面白すぎるわwwww


233:赤
灰「なんで恋人は駄目なんだよ」
黄「…は?」
そんなこと聞かれるとは思ってなかったのか黄はポカンとした顔で間抜けた声を出した。
黄「急に何?」
灰「恋人以外ならって、何で恋人は駄目なんだよ。もしかしてお前付き合ってるやついんのか」
黄「はぁ?」
黄が何言ってんだコイツ馬鹿か?って言いたげな顔を一瞬したと思ったら、すぐに何か妙案を思いついた様な表情になった。
黄「そうっスよ。俺付き合ってる人いるんだよね。だから俺のことは諦めてよ」


234:赤
灰「名前は」
黄「何で灰君に教えないといけないの?」
灰「そいつが俺より強ければ諦めてやるよ。まぁホントかどうかも怪しいけどな」
黄「…」
調子を取り戻してきた灰に、顔を曇らせる黄。そこで何かいい案ないかとキョロキョロしだした黄が扉に目を向けた時、覗いてた俺とバッチリ目が合った。合ってしまった。


235:以下、名無しのバスケ部員



236:以下、名無しのバスケ部員
おや


237:赤
やべって思って扉から離れようとしたら、飼い主を見つけて喜ぶ犬よろしく表情を一気に明るくさせた黄が扉に早足で近づいてきた。
その可愛い笑顔に心臓撃ち抜かれて動けなくなる俺。
まてまてまて、こっちに来るんじゃないやめろやめてくれ。まじでまって、お願い。
もう冷や汗ダラダラで体中の水分無くなるんじゃないかってくらい焦った。


238:以下、名無しのバスケ部員
何で赤様そんな焦ってるの?


239:以下、名無しのバスケ部員
さてここで赤様の状況を思い出してみよう


240:以下、名無しのバスケ部員



241:以下、名無しのバスケ部員
アッ


242:以下、名無しのバスケ部員
これは…


243:以下、名無しのバスケ部員
_人人人人人人人_
>  前屈み  <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


244:以下、名無しのバスケ部員
うわぁwwwwwwww


245:以下、名無しのバスケ部員
確かにそれはやばいwwww


246:以下、名無しのバスケ部員
黄やめてあげてwwwwwwww


247:赤
そう…俺はまだ黄に、というか人に会える状態ではなかった。
でも黄と灰を置いて逃げるのも心配すぎて出来ない。もう頭燃えるんじゃないかってくらい考えに考えて、でもいい案は浮かばなくてパニックになりかけた時、ガラッと勢いよく扉が開かれた。
黄「赤っち!いいところに!」
終わった…と落胆しかけた俺の肩をぐいっと掴んだ黄は俺にだけ聞こえる小さい声で「ごめん、後でめちゃくちゃ謝るから」とだけ言うと顔を近づけてきて、触れるだけのキスをしてきた。
俺「?!!?!」
灰「は」


248:以下、名無しのバスケ部員
へっ


249:以下、名無しのバスケ部員
え?


250:以下、名無しのバスケ部員
ふぁ〜お


251:赤
黄「こうゆうことだから」
すぐ唇は離れたけど、灰を見ながら今度は腕を絡ませてきた。
黄「灰君が赤っちに勝てるわけないでしょ?さっさと諦めた方が身のためっスよ」
目を見開いて口をはくはくさせてる灰にそう言って、動けないでいた俺の腕を引いて一緒に部屋から出る黄。俺はといえばもうキャパオーバーで涙目になってた。気絶しなかった自分を褒めてあげたい。


252:以下、名無しのバスケ部員
そりゃそうだよなwwww


253:以下、名無しのバスケ部員
赤様頑張ったねwwww色々とwwww


254:以下、名無しのバスケ部員
灰を諦めさせる為とはいえ罪なことするな黄wwww


255:以下、名無しのバスケ部員
でも役得だったねwwww


256:赤
けど忘れてはいけない。今はまだ黄と距離が近すぎるお陰でバレていないようだったが、俺はまだ前屈みである。しかも先程のキスのせいで思考がぶっ飛びかけているから自分でも何するか分からない状況である。
俺が内心で格闘しているとは知らない黄は部屋から解放されて嬉しそうに組んだままの腕をぶんぶん振ってた。


257:以下、名無しのバスケ部員
黄逃げてwwww


258:赤
黄「赤っちありがとう!お陰でなんとかな……え?!!」
ここでやっと俺が涙目な事に気づいたらしく、ギョッとしてたな。よしいいぞ、そのまま俺の顔だけ見ててくれ。その下は見てはいけないぞ。
黄「えっえっ、赤っち?!なんで泣い…?!俺のせい?!」
俺「…違う、大丈夫だ目にゴミが入っただけだよ」
安心させようとせめて笑顔を作ろうとしたんだけど、口角が若干上がるだけの引きつった顔しか出来なかった。
兎に角どうにかしないと。どうしようどうしたらいい。助けて神様。
初めて神に助けを求めたよね。そんな俺の祈りが届いたのか、背後から聞きなれた声が聞こえてきた。
黒「あれ、赤君と黄君」
緑「こんなところで何をやっているのだよ」


259:以下、名無しのバスケ部員
黒!緑!!


260:以下、名無しのバスケ部員
黒いいところに!早く赤様を助けてあげて!!


261:以下、名無しのバスケ部員
天の助けが!


262:赤
ばっと勢いよく振り返れば案の定黒と緑がいた。特に俺の事情を知ってる黒がいたのは本当に助かった。もうこれしかないと、振り返った勢いのまま俺はタックルするように黒に抱きついた。
黒「赤君?!」
緑「?!」
黄「えっ?!」


263:赤
俺らしくない行動に全員驚いてたのを無視して、黒をぎゅうぎゅう抱きしめた。
俺「すまない、黒の体で隠してくれ」
黒「一体なにを……」
そこで黒が息を飲んだのが分かった。多分俺の隠したいものに気づいたんだろう。
チラッと黒の顔を見てみたら、汚物を見るような顔で俺の事見てた。やめろ今その顔はダイレクトに響く。


264:以下、名無しのバスケ部員
黒wwww分かるけどもwwww


265:赤
黒「赤君具合が悪いそうです。ちょっと保健室に連れていってきます」
黄「えっ、大丈夫っスか?!なら俺が保健室までおぶってくよ!」
黒「やめてください赤君を犯罪者にする気ですか!」
黄「えっ?!!?」
黒「すみません間違えました。大丈夫です赤君歩けない訳ではないそうなので」


266:以下、名無しのバスケ部員
うぇwwwwwwww


267:以下、名無しのバスケ部員
安定すぎる黒wwww


268:以下、名無しのバスケ部員
そんなハッキリ言ってやるなよwwww


269:以下、名無しのバスケ部員
赤様涙目wwwwwwww


270:赤
そこで黄と緑とは別れて、誰もいないだろう体育館裏でやっと息を着いた。
はよ詳細話せって顔してた黒に全部話してから、そういえば職員室に用があったんだったと思い出して気合いで体を鎮めてから黒と別れた。


271:以下、名無しのバスケ部員
気合いでwwww


272:以下、名無しのバスケ部員
密かに黒厨な俺にもっと黒との会話をお恵ください…


273:以下、名無しのバスケ部員
≫272 おまおれ


274:以下、名無しのバスケ部員
黒たんprpr


275:以下、名無しのバスケ部員
≫274 阻止


276:以下、名無しのバスケ部員
≫274 阻止


277:以下、名無しのバスケ部員
≫274 阻止


278:赤
≫274 阻止
≫272 ていっても特に面白い事はなかったと思うぞ


279:赤
いや1つあったか。詳細を最初から話したんだけど、初っ端の灰のドM説を聞いた瞬間、膨大に吹き出して大爆笑してたな。
普段真顔か眉寄せた顔くらいしかしないクールっていうかもはや表情筋死んでるんじゃね?って心配してた黒が、狂ったようにゲラゲラ笑ってた。
笑い終わるの待ってたら日が暮れそうだったから腹抱えてヒーヒー言ってる黒を無視して話続けたわ。


280:赤
その後また黒が反応したのは案の定前屈み事件のとことキスされたとこで、ピタリと動きとめて渋い顔された。
黒「今回は赤君のせいだけではないですけど、黄君にはもうちょっと危機感を持ってもらいたいですね」
俺「確かに黄は無防備すぎるな」
黒「…けど、赤君が友人におったててるなんて聞きたくなかったです。もう僕の中のキミは変態とカテゴライズされましたからね」
なんか最近黒からゴミを見るような目しか向けられてないな?反抗期か?


281:以下、名無しのバスケ部員
黒から見た赤:厨二を拗らせた主将、ハサミを振り回す魔王、友人(男)が好きな変態←new!

てことか


282:以下、名無しのバスケ部員
≫281 new!じゃねえwwww


283:以下、名無しのバスケ部員
くっそwwwwろくなのねえwwww


284:以下、名無しのバスケ部員
でも最近の赤様の奇行は俺達の安価のせいでもあるからなwwww


285:以下、名無しのバスケ部員
カラーズ(黒)からみた赤様:厨二を拗らせた主将 、ハサミを振り回す魔王、(友人(男)が好きな変態)
その他からみた赤様:眉目秀麗、文武両道、威厳たっぷりの頼れる主将

この違いなwwwwwwww


286:以下、名無しのバスケ部員
赤様の実態がwwwwやびゃぁwwww


287:以下、名無しのバスケ部員
≫285 もうこれ別人だろwwww


288:以下、名無しのバスケ部員
≫285 真逆すぎてwwwわろうwwww


289:以下、名無しのバスケ部員
≫285 ここに俺達からみた赤様も追加したらwwwもう多重人格を疑うレベルwwww


290:以下、名無しのバスケ部員
≫289 それはwwwwやばいwwww


291:以下、名無しのバスケ部員
≫289 うぇwwww


292:赤
お前ら俺をいじめて楽しいか
放課後にあった事話すのやめるぞ


293:以下、名無しのバスケ部員
あぁっ、そんなご無体なっ


294:以下、名無しのバスケ部員
すみませんした続きを聞かせてくださいまし風邪引きそうですズビビ


295:以下、名無しのバスケ部員
≫294 なぜ脱いだし







7ー2に続く




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