「という訳で鬼畜メガネと生徒指導室で二人きりなんだぜ。この人苦手なんだぜ怖いんだぜ」
「本人を目の前にしていい度胸だな?」
「しまった声に出てた!」

わざとらしく溜め息を吐く鬼畜メガネ。

「全く、お前は何度言っても駄目なようだな」
「すみません…」
「まるで心が籠もっていないな」
「うぅ、すみませ」
「馬鹿の一つ覚えか。謝ればいいとでも思っているのか?ん?」

生徒指導員で黒髪撫でつけてて声がエロくて眼鏡とか、鬼畜攻めとしては完璧なんだけど自分が関わるとなると最悪ってかぶっちゃけ苦手すぎてあんま萌えないんだぜ。
筋金入りの現代もやしっ子に鬼畜メガネはハードルが高すぎるんだぜ誰か助けてプリーズ!

「お前のそれはワザとなのか?」
「しまったまた声に出てた!」

慌ててお口にチャックする腐男子くん。

「仕方ない。口で言って分からないなら身体に教えるしかないな」
「はっ?」

気がつけば鬼畜メガネに両手を拘束されていた腐男子くん。

「お前の猥褻な発言で周りがどれだけ不快な思いをしているか、私が直々に分からせてやろう」
「…これなんてエロゲ展開?」



逃げる

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