プールの更衣室で大きな独り言を話す腐男子くん。

「水泳!と言えば水着!という訳で急ピッチで萌えアイテムを用意したんだぜ!水着のお尻の部分に穴を空けただけのお手軽アイテムなんだぜ!これを王道くんの水着とすり替えれば授業中入れ替わり立ち替わりの水中ショーがハァハァハァ!名付けて“穴が空いてたら挿れての合図☆”」
「それで早くから更衣室に来てたのか」
「ぎゃっほぃ委員長ぉおおっ!」

振り向けばメガネの出来る子クラス委員長。

「さささすが真面目っ子委員長お早い支度ですね!所でオレまさか声に出してましたか今の作戦は王道くんには内緒なんだぜ…!」
「そもそもそんなのに引っかかる馬鹿いないと思うけど。ほら早く着替えちゃいな」

そう言いながら腐男子くんの隣に陣取り、荷物から水着を取り出してシレッと腐男子くんの水着と入れ替える委員長。

「それに引っ掛かっちゃうのが王道くんなんだぜ!優しくて真面目な初っ子メガネ委員長だってそのおバカな所とお尻の穴に堪らなくなって突っ込んでズコズコしてアンアン言わせて思わず中出しするに違いないんだぜハァハァハァ!って何故にオレの水着に穴が…?!なにこれ虫に食われたの何この怪奇現象萌えない…!」

委員長にすり替えられた水着に全く気づかず迷いなく履いてお尻の穴をさらけ出した腐男子くん。
その穴を見てメガネの向こうをスッと細める委員長。

「おバカな所とお尻の穴に堪らなくなる、ね。うん、確かにその通りかもな」

ゆっくりした動作で腐男子くんを後ろ手に壁に押さえつける委員長。
意図が分からずされるがままの腐男子くん。
無抵抗なのをいいことに、お尻の穴に手を這わし始める委員長。

「はぁっ?!えっちょっ、なに委員長ご乱心…!ちゃんとメガネかけて!オレは王道くんじゃないんだぜ!」
「ちなみにこのメガネ伊達だから掛けてようがいまいが関係ないけど」
「なんですと?!伊達ともなると今までの優しい真面目っ子委員長のイメージが一気に腹黒エロス委員長にハァハァハァ!そのまま真面目っ子の仮面を被って王道くんに近づいて気付いた時にはアッな展開でお願いしますハァハァハァ!」
「ふふ、本当に危機感ないよな。いま正にそうなんじゃない?」
「ふぁ…ッ?!」

ズボッっと腐男子くんのお尻の穴に指を突っ込む委員長。

なにこれ。



逃げる

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