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第6話 期末の時間




第6話 期末の時間



私がE組に入った中間テストから時はたち、次はいよいよ期末テスト。



渚から聞いたのによると前回のテストの時、先生は総合得点ばかりを気にしていたらしく、今回は生徒一人ひとりにあった課題をつけていくらしい。


また教科ごとに1位を取ったものには触手を一本破壊する権利をくれるんだとか…


ほんと、殺せんせーって生徒をやる気にさせるのが得意だよね。



さて、私は何を頑張ろうか…





「ねぇ桜井さん。放課後渚や茅野たちと図書室で勉強すんだけど一緒にどう?」

図書室かぁ…

あんまりいったことないなぁ。


「繭ちゃん一緒に行こうよ!っていうか勉強教えてー!!」

「あはは。いいよー。あんまり頭よくないけど。」

そして私は一緒に図書室へ向かうことになったんだけど。



…うわぁ。よりによって例の五英傑さんのうちの4人にであってしまった。


彼らは散々バカにした挙句、命をかけようかなんて行ってきたため、渚たちによってそれはできなくなったみたい。



そしてテスト当日。



中高一貫の進学校では中さんから高校の範囲を習い始めるのことは珍しくない。特にペースが速いのはうちでは英数理。けど学校内での条件はみんな同じだ。


1科目目 英語
  殺せんせーがやたら勧めたライ麦畑でつかまえてからの出題。

2科目目 理科
  実は国語力が必要だった。

3科目目 社会
  アフリカから

そして4科目目 国語 5科目目 数学とテストは進んでいくのであった。



「ふーん。」




そして3日後

「さてみなさん。全教科の採点が届きました。」

その声と共にテストの返却が始まるのであった。



この学校では学年順位も答案とともに届けられるため、テストの結果は一目瞭然となる。

「さてみなさん。まず英語ですが…」

みんなが真剣に結果を待つ。


そして




「E組の1位…そして学年でも1位! 中村莉桜」

「続いて国語。E組1位神崎有希子。が、しかし学年1位は浅野学秀。」

「社会!E組1位磯貝悠馬。そして学年でも1位。」

「理科。E組1位奥田愛美。そして学年1位も奥田愛美。」



そして

私たちは3勝2敗で賭けに勝つことができ、

その戦利品として沖縄リゾート2泊3日の旅を手に入れるのであった。






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