おまけ

最近、要と中在家先輩の様子がおかしい。


「要、頭に埃がついている……」


「わ、わ、すみません。ありがとうございます」


ぱんぱん、と中在家先輩が要の頭に優しく手を置いて埃をはらう。


「ん、ん…?」


「届かないか…?」


「あ、中在家先輩。ちょっと上の棚が…今、踏み台は用具委員会に修理に出してるんですよね」


「ほら」


「っわ…!?あ、ありがとうございます」


中在家先輩はナチュラルに要の脇に手を回すと、静かに上の棚に届くように抱き上げた。


「要…帳簿をつける…」


「あ、はい。って…え?ま、まさか!」


ぽん、と中在家先輩が膝を叩いた。途端に要の顔が真っ赤に染まる。


「や、やですよ…!みんないるのに…!」


小声で首を振って拒否する要に、中在家先輩は無言でまた


ぽん、


「…、失礼します…」


無表情だがどこか満足そうな表情の中在家先輩に、そわそわと落ち着かない要。


なんだ、一体どうなってる。この鉢屋三郎の目が届かないところで、この2人に一体なにがあったと言うんd「鉢屋先輩?図書室で勉強ですか?」


おまけ。
鉢屋三郎の疑問。
(おわっ…要!)(しー、図書室ではお静かにお願いします。あれ?日記ですか?)(なんでもないなんでもないなんでもないなんでもない)(?)




おまえかよ!!という。
しょーもないおまけ失礼しました(´^ω^)



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