よって俺には一様に灰色空間にしか感じられない。
「では、この間のテストを返す。名前を呼ばれたら〜」
お、あの説明文のテストか。あれは自信がある。楽しみだ。
非常に非情な現代文の授業も終わった。
説明文のテストの点数は予想どうり良かった。
昔から得意なのだ。理系からなのだろうか。
そして今は、折返し地点、昼食の時間である。
購買の焼きそばパンがどうだの、カレーパンがどうだの言ってるやつがいるが、
そんな添加物だらけのものの何がいいのだろうか。かく言う俺は弁当食である。
因みに俺考案の俺作である。
色々あって一人身、、、と言うと語弊があるが、
一人暮らしのような生活で身に着けたスキルの一つである。
因みに他にも理系スキルやネトゲスキル、
ついでに童貞スキルも備わっている(ほっとけ。)
無駄思考が過ぎたな。いただくとしよう。
これは自己採点だが、分量も加減も100点満点である
。栄養的にももちろん文句なしだ。静かに鞄から取り出し机の上にそっと置く。
「うん、美味いな。」
独り言。自画自賛。
それにしても教室というのは居心地が悪い。
幼稚な奴らの喧騒や、落ち着かない物と物との衝突音などにどうして耐えられようか。
今後はどこか別の場所で食おう。そうしよう。
どこかいい場所はあったか脳内Wikiを全力でサーフィン。うまくいかない。
いっそのこと昼食を抜くのも手だな。
作る手間と食べる手間、それに教室の劣悪さがなくなり、まさに一石三鳥ではないか。
「、っざしたー。」
そうこうしてるうちに隣りのクラスが終わったようだ。
いやはや。考え事をしてると時間がたつのが早いな。
現在時刻は十二時半。次の授業まではまだまだ時間がある。
まあ携帯を弄りながら弁当を楽しむとしよう。
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