シュディルグ

Schdirgu
所属：アズロッゴの群
アロスィーユ族。
男性差別の激しい故国を出奔し、今はアズロッゴの妾。
かつては娼婦の真似事をしながらその日暮らしの生活をしていた。アズロッゴと出会ったのもこのとき。アズロッゴに女と思われ根気強く求婚され、自身もその気になっていざ身を寄せてみたら「なんだ、お前、男か！　なら子は産めないから妾だな！」とにこにこ言われたので妾になった。
年甲斐もなく恋に破れた少女のように傷つきつつも、もうどうしようもないくらいアズロッゴを愛してしまった。故国では同性同士でも子を成す術があるので、同性婚は一般的なことだった。
��シュディルグ�≠ﾆいう名は妾となった際にアズロッゴにつけられた、メンジェゴ式の女性名。

「……アズロッゴ、女性にそんな乱暴をするのは――……」
「い、いえ！　あなたに不満があるわけでは……！　す、捨てないで。そばに置いて……」