降ればどしゃ降りのいすき様へ捧げる相互記念品

明日も明後日も

コーヒー片手に菓子袋を広げ、炬燵の中でぬくぬくと……


「太るぞ?」
「…言うな」


潮江家の炬燵を占領している食満留三郎は、ゴロゴロしながら、潮江文次郎に菓子袋を投げつけた。


文次郎は、留三郎にとっては羨ましいぐらい、寒さって何?と言う顔で、留三郎なら明らかに風邪になるであろう、冬にしてはかなりの薄着をしていた。


椅子に座ってコーヒーを一口、煙草を吸って、またコーヒーを一口
仕事をしているのか、目線はパソコンに向けられていたが、投げつけられた菓子袋を掴んで、こっちにそのまま投げ返してきた。

そこに、寒さなど微塵も見えない

おまけに夏は暑くないとか言い出す始末

人間としてはあまりにも体の温度調整がうまく出来すぎているのだ。



「文次郎」
「あぁ?」
「このカイロ人間、ムカつくんだよ!!」
「うっせぇ、万年冷え症」
「何だよ、人間離れ」
「重度の寒がり」



文次郎はそれだけ言うと、カタカタと動かしていたマウスのキーボードを打ち込むのを止め、そのまま留三郎の隣に入ってきた


「んっ……寒っ」


留三郎が殆ど使っていたから、文次郎が入ると幅が狭くなって肩が出る…留三郎が思わず身震いして、文句を言おうと口を開いたら、文次郎に腕を捕まれ、抱き寄せられた


「なっ//////」

そのまま、膝に頭を乗せられて、ぬくぬくとした暖かさに包まれる


「あったか/////」
「だろ?」
「うっ///////」

これなら肩が出ていても暖かいのだが、膝枕に頭を撫でられ、留三郎は恥ずかしくなった

素直に嬉しいと言えないのだが、かなり幸せだ。

正直、文次郎が構ってくれなくて寂しかった。
文次郎はそう言う気持ちを察するのが上手い。


「留三郎…もうすぐクリスマスだな」
「おぉ……」
「二人きりだな」
「ん……」


頭を撫で、淡々と言う文次郎の煙草の匂いが鼻を掠める。

煙草は嫌いだが、この匂いは大好きだ。

「来年も再来年も、ずーっと側にいれたらいいな」
「あぁ……」
「留三郎……」
「………」
「好きだ」
「知ってる/////」


留三郎の答えに、満足そうに微笑んだ文次郎は、炬燵の中に体をいれて、留三郎を抱いて寝る姿勢に入った


「文次郎////?」
「疲れた……寝る」
「ちょっ…はぁ!!?」
「大丈夫、大丈夫、俺がいれば風邪なんてひかない」


そう言って文次郎は、留三郎の額にキスを一つして、固まった留三郎にクスクスと笑いながら、瞼を閉じてしまった。


もう少しでクリスマス、2人一緒、お正月も…一緒


来年も再来年もそのまた次も……



「ずっと……一緒?」
「あたりまえだろ」


ポツリと留三郎が呟くと、文次郎もポツリと呟いて、留三郎を抱きしめる腕に力をこめた


「へへ//////」

その言葉に、留三郎は笑みをこぼして、安心して瞼を閉じた。



愛する人といつまでも



抱きしめて笑っていたい


ケンカして泣いていたい




その日見た夢に、お前が出てきてしまったから


「〜っ////////////」


目が覚めたとき、顔が赤くなったのは


秘密にしておこうと思う







あとがき
いすき様に捧げる相互記念品です。
あんな素敵なマンガを貰っておいて、記念品がこんなんでいいのかなぁ……と思いつつ載せる←おまっ!!Σ( ̄□ ̄;)


現パロ&年齢操作

あまあまな文食満を目指しました



……本当に甘くなったのか……?

やっ、本当にすいませんいすき様!!書き直しはいつでも受け取りますので!!

それでは、相互ありがとうございます!!


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