03 猫を拾いました。 文次郎・「………」 与四郎が日本に帰ると連絡を受けた文次郎、彼も彼なりに与四郎との再開を待ち望んでいた訳だが、その前に 文次郎・「人……?」 店の前で人がぶっ倒れていた。与四郎にソックリの男が ?・「うぅ……」 文次郎・「お?」 グゥゥゥゥ!! 男の腹から音が鳴った。 その音と共に男がバッと起きると、文次郎と目が合わさる。男は顔を真っ赤にさせ、文次郎は笑う。 文次郎・「ここは料理屋だが、飯食ってくか?」 ?・「え゛!?」 文次郎・「心配すんな、タダとは言わんがいつか返してくれれば良い」 ?・「すい…ません」 顔は幼なじみにソックリだが、やはり性格はかなり違うようだった。 文次郎は思わず名前を聞く 文次郎・「名前は?」 ?・「食満留三郎です」 与四郎に会う前に、猫を一匹拾いました。 NEXT [back]/[next] |