同じ展開が何回も起こると人って冷静になるもんです




こう言う頼りない青年を見ると、ついつい手を貸したくなる文次郎
世話好き、とは思ったことがない。どうにも本人は無自覚だったらしい。

青年を席に座らせて、文次郎はメニュー表を持たせる。

?・「えっと、じゃぁ、ハンバーグで」
文次郎・「承りました。少々お待ちください」

そう行って、文次郎がキッチンに行こうとしたら、青年が文次郎を引き止めた。

文次郎が振り向く、青年は必死な顔をしていた。

?・「あっ…あの、ある人を探しに来たんです。」

文次郎は首を傾げながら、何だか訳ありそうな青年に、協力してやろうと、青年の向かいの席に座る。ちょうど客数が無く、話を聞ける状態だ

?・「あの…私の名前は善法寺伊作と言います。元同僚の、食満留三郎…君を探しに来ました」
文次郎・「……は?」

聞く姿勢に入った文次郎の笑顔が引きつった。最近なんかこんな展開多すぎだよな…と感じながら


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