不運登場 入ってきたのは、フワフワの茶色い、髪の短い好青年、いや、若く見えるが、もっと年とってるか? 文次郎がいらっしゃいませ!!とにこやかに笑うと、彼もにこやかに微笑んだ。 文次郎・「(あ〜モテるんだろ〜な)」 文次郎がふむっと納得すると、彼はドアから一歩踏み出して……転けた。 文次郎の笑顔が思わず引きつる。え?あ 文次郎・「大丈夫ですか!?」 与四郎と留三郎には買い物に行ってもらっていていない。文次郎も少し休憩していたのですぐに駆け寄った。転けた青年は、 ?・「あ…いつもの事なので」 文次郎・「いつも!?」 え゛ぇそれいつもなの!?文次郎が思わずツッコミかけて、青年の手を取った。 文次郎・「とりあえず座りましょうか?何が食べたいですか?お客さん」 手を取られた彼は、呆気に取られたような顔をした後、嬉しそうに微笑んだ。 NEXT [back]/[next] |