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同居発言従兄弟賛成せず





文次郎・「は?」

与四郎の発言に目を丸くしる文次郎

文次郎・「いや、でも…」
与四郎・「だって文次郎、オラだったら逆に小平太の弱み握ってるし?次回は無いべ?」

小平太に続く情報屋の男とされていた与四郎。
しかしながら実力は小平太よりも遥かに上だった。

文次郎・「まぁそうなんだけど…」

文次郎が納得しかける。しかしそこでストップが

留三郎・「俺はヤダ」
与四郎・「何で?」

二人の間に一瞬火花が散る。

留三郎・「与四郎、過保護だし鬱陶しい」

従兄弟と幼なじみにベタ甘な与四郎。確かに彼の行動は少々鬱陶しい。

与四郎・「留ぇ?」

顔をひきつらせる与四郎に、文次郎も

文次郎・「まぁそうだな」

と返しておく、すると与四郎は面白いほどに

与四郎・「オラのこと嫌いなんか!?」

と必死の形相で言ってくるので面白いのだ。笑っている文次郎の顔を見て、与四郎はムッと顔をしかめた。

……知ってるよ、お前はいつだって、俺の為を思ってくれる…


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