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来ちゃダメって言われると行く





攻防戦に2時間をついやし、文次郎はいきなり

小平太・「わかった」

と言い出す小平太に只ならぬ恐怖を感じ、10分後、ピンポーンと鳴るベルに耳を疑う。はっ?いやいや、んな訳……

文次郎ははーいと、ドアを開けた

小平太・「やっほー」

閉めた

ガンッと凄まじい音が聞こえ、文次郎はギチギチとドアを鳴らしながら閉めようとし、小平太はドアの隙間に足を入れ、閉めるのを阻止する。

文次郎・「えぇ?どちら様ですか?人違いですんで早急にお帰りくださーい」
小平太・「いえいえ、私は出版社のものでしてー」
文&小・「「アハハッ」」

ギチギチ ギチギチ

目が笑っていない二人の攻防戦、留三郎が来ないか必死に確認、関わって欲しくない。あれをこの猛獣の檻に入れてなるものか!!

弟子が可愛い文次郎は、明らかに小平太の好みな留三郎にだけは絶対会わせたくなかった。
そもそも、文次郎を襲ったあの事件で両刀だと言うのが判明したのだ。

与四郎がいてくれたら楽なんだが!!幼なじみは小平太の暴挙にはいつもキレていることが多い。
だが、文次郎を手伝ってくれる人物はいない。


文次郎・「くそっ!!!」

七松小平太出現、第一ラウンド、扉の攻防戦。
小平太を家に進入させるな!!

文次郎・「ゲームか!!」


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