14 来ちゃダメって言われると行く 攻防戦に2時間をついやし、文次郎はいきなり 小平太・「わかった」 と言い出す小平太に只ならぬ恐怖を感じ、10分後、ピンポーンと鳴るベルに耳を疑う。はっ?いやいや、んな訳…… 文次郎ははーいと、ドアを開けた 小平太・「やっほー」 閉めた ガンッと凄まじい音が聞こえ、文次郎はギチギチとドアを鳴らしながら閉めようとし、小平太はドアの隙間に足を入れ、閉めるのを阻止する。 文次郎・「えぇ?どちら様ですか?人違いですんで早急にお帰りくださーい」 小平太・「いえいえ、私は出版社のものでしてー」 文&小・「「アハハッ」」 ギチギチ ギチギチ 目が笑っていない二人の攻防戦、留三郎が来ないか必死に確認、関わって欲しくない。あれをこの猛獣の檻に入れてなるものか!! 弟子が可愛い文次郎は、明らかに小平太の好みな留三郎にだけは絶対会わせたくなかった。 そもそも、文次郎を襲ったあの事件で両刀だと言うのが判明したのだ。 与四郎がいてくれたら楽なんだが!!幼なじみは小平太の暴挙にはいつもキレていることが多い。 だが、文次郎を手伝ってくれる人物はいない。 文次郎・「くそっ!!!」 七松小平太出現、第一ラウンド、扉の攻防戦。 小平太を家に進入させるな!! 文次郎・「ゲームか!!」 NEXT [back]/[next] |