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譲れないところ





高校を離れて、小平太は出版社の仕事についたと聞いていた。

昔から、情報屋として活躍し、カメラが好きだったから、それはよかったと素直に俺は喜んだ。

小平太・「文次郎の料理屋を取材したいんだよね」
文次郎・「却下」
小平太・「なんで!?」
文次郎・「この店は、俺だけのものじゃないし、お客さんには手軽に来てほしいからだ。お前の働いてる出版社かなり有名だろーが」
小平太・「そう言わずに!!一度来たときに、撮ってみたくなったんだ。風景を……文次郎のセンス悪くないって思ったし、料理も店にあってイキイキして見える」

こうなるとお互いプロ根性のぶつけ合いになってしまう。
小平太には一度店に招待したことがあるが、まさかそんなことを思っていたとは

小平太・「頼む!!雑誌を読んでくれる人にぜひ紹介したいんだ!!」
文次郎・「嫌だっって言ってんだろーが!!」

攻防戦の時間、約2時間
最終手段をこの男が使うまで後10分


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