◎みんなただの変態


「うわ、絶対領域」
「は?」
「あ、ほんとだ。たまんねーっすね」
「は?」
「……ピヨッ」
「は?」
「歯がどうしたんだよぃ」
「虫歯ですか?」
「あ、俺この間虫歯なった。ちょう痛かったナリ」
「あの歯医者のチュイイイインて音怖くないすか?」
「あれ"痛かったら手上げてください"って言われたからその通り手上げたら我慢してくださいとか言われたんだけど!あのときのショックまじ半端ねぇよ」
「もう何も信じれんよな」
「ちょっと待てゴラァァア!何で歯の話になってんだよ!絶対領域はどこ行った!てか絶対領域って何!」
「知らんの?」
「何、なんで知ってるのが当たり前みたいな顔されてるのあたし」
「ニーハイとミニスカ履いたときに出る太股」
「それを絶対領域と呼ぶ」
「…………」
「でも細すぎたらちょっとなー」
「ちょっと肉はみ出してこそのニーハイぜよ」
「なまえ先輩ちょうどいいぐらいじゃないっスか?」
「履いてみるナリ」
「死ねよお前ら」
「何言ってんすか先輩!男のロマンですよ!」
「俺的にはガーターベルトとかたまんね」
「ブンちゃんエロエロー」
「お前らみんなエロエロだよ。エロエロ星の使者だよ」
「男なんてみんなこんなんだよ」
「は、違うし!柳生くんはそんなこと絶対考えてないし!」
「いーや、柳生は絶対変態だな」
「…………」
「うわ、仁王先輩何で泣いてるんですか!」
「ガーターベルトに戻るけどさー」
「戻るなよ」
「脱がすときに興奮しない?」
「ちょっと黙ろうか」
「するする」
「仁王が復活した!流石エロエロ星の貴公子」
「脱がすと言えばやっぱり」
「猥談やめろ」


(110410)
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -