甲斐木手だと永四郎は幼い頃に売りに出されたあれですね、

幼なじみの甲斐くんは連れて行かれる永四郎を助けようとするけど子供だから全く歯がたたず門前払いをうけるわけです、それでいつか永四郎をここから出すんだと幼いながらに決意をしもといた村を飛び出して盗賊に身を落とす。


永四郎は甲斐くんが門前払いされるの見てあ、自分は助からないんだって思って淡々と作業をするように毎日をすごす。
元の顔もいいし禿として教養も身につけて太夫のしかも呼付まで上り詰める訳です、本人の意図せぬままに周りから高嶺の花といわれるまでになるんです。


最終的には甲斐くんが廓に火を放って騒ぎに乗じて永四郎を連れ去る。
「だいぶ遅くなったやしが迎えに来たんどー」
って顔を汚して火傷した手を差しだしながら、
そんな甲斐くんを見て一粒だけ涙ポロっと零して「遅すぎますよ」って言って甲斐くんの手を傷一つなくてすべらかな手をした永四郎がとるわけです、かくして二人はハッピーエンド。




凛知だと同様に幼くして親から売られた知念くんも禿として下積みをして後に昼三くらいになる、永四郎とはまた違ったどこか人を不安にさせる美しさがある知念くん。
平古場はたまたま見世で見た知念くんに惹かれて足しげく通うようになる、ちなみにどこぞの良いところの坊ちゃん。


はじめは普通の客と同じ様にあしらっていたが平古場の真剣な眼差しとか態度にほだされて知念くんもしだいに惹かれていってしまうわけです。でも自分は仕事といえ不特定多数の人間と関係を持ってるって事にはじめて心を痛める訳です、これが初恋な知念くん。


平古場は大金を積んで知念くんを身請けするって言うけど自分みたいな汚れたのより他の綺麗な女と一緒になった方が良いって言う知念くん。

でも平古場も頑なで「わんは知念がいいんだよ、細かい事気にさんけー」って目を見ながら言われて静かに頷けばいい。

知念くんは平古場が帰った後に一人部屋で涙を流してしまうわけです。



こんな感じの凛知甲斐木手の遊郭パロが見たいんですよね。
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