「あ」
「ん?」
赤い眼鏡をかけた男と目元に不思議な目隠しの様なものを付けた二人組、もといギアッチョとメローネは仕事帰りにぶらぶらと町中を歩いていた。

「どうした?ギアッチョ」
「おーそろそろ暑くなってきたし、あの服いいなーと思ってよ」
ギアッチョの指差す先には眩しい水色の半袖パーカーがあった

「でた!水色好き、俺さ前々から思ってたんだけどギアッチョ水色ホント好きだよな」
「そ、そうか?まあ確かに好きだけどよ…」
「しかも結構可愛い形とか柄好きだよね、全く可愛い奴め」
メローネはニヤニヤしながらギアッチョの頬をつついた、ギアッチョはというと眉間にシワこそ寄せているが若干恥ずかしそうだ。

「なんだよ!だったらお前もピンク好きじゃねぇかよ!形とかは露出高いしよぉ!クソッ」
「やーもー、照れちゃって可愛いなぁ」「うっるせえ!!」
メローネは一通りギアッチョをからかうとごめんごめんと言い店入らない?とギアッチョに誘いかけた。
「あの服欲しいんでしょ?」
「まあな、けど高ぇし来月金が入ったらまた来るわ」
「じゃあ俺が買ったげるよ」
「は、ちょ、そんなん悪りいしいいよ」
「いいってば、その分俺になんかしてくれれば」
「嫌な予感しかしねぇな」
結局メローネが先程ギアッチョが欲しいと言った服を買ってやる事で丸くおさまった。


水色の恋心


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可愛いデザインの服きるギアッチョさん見たいんですけど・ω・
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