娘の朝



※蓮視点


「んぅ、」


おめめがあかない。
くっついてて、うごかないから、ごしごししたら、おめめがひらいた。

ごろんとねんねしてるのは、蓮のうーちゃん。いっつもいっしょ!


「うちゃ、んぅう」


ぎゅーってするのがすき。
蓮のうーちゃん。
いつもおっきしたら、ぎゅーするの。



きょろきょろ、




蓮はねんねするとこにいたの。
ママもパパもいない。



「んぅ、しょ」



蓮はしってるの。
パパもママもどこにいるかしってるよ!
だからね、蓮もそこにいくの!


うーちゃんをだっこして、おててついてたっち!

べっどから、んぅしょってあんよをぶらぶらさせておりれたっ。


ぺたぺたとあんよであるいて、ママのところいくのよっ。





蓮のパパとママはね、おっきなてれびのあるおへやでいっしょにおっきなふかふかのおいすにすわってるの。



「んぅ?」



あれ、パパもママもいないの?
てれびもついてないの、んぅ?


んぅ…、



じゃあね、じゃあねっ、パパとママはこっちだ!



うーちゃん、ぎゅーして、んぅううしたらわかったのよ!
うーちゃんがおしえてくれたのっ!





ぱたぱたとおへやにむかうのよっ!




おっきなてれびとおっきなふかふかのおいすがあるおへやから、蓮はパパとママのおねんねするおへやにきたのよ。

おへやのなか、パパとママのねんねするところにパパがみえた!



パパのまっかなかみのけがみえるから、パパみつけたの〜!!!


パパ、みーっけ!



ぱたぱた、



パパ、べっどのおうえでうごかない。

だから、うーちゃんのせて、んぅしょってしたらのぼれた!



「んぅ?」



パパとね、ママもいたの。




「うちゃ、まっまよ」



ね、うーちゃんもママみっけたね〜。


パパがママぎゅーってしてるの。

パパもママもねんねしてるね、ふたりでねんねよ〜。



「まっま」



パパもだいすき。

ママもだいすき。


パパもママだいすきっていうの。


でも、蓮ちゃんのほうがママだいすきだもん!!!


パパとママがぎゅーってしてたら、ずるい。


蓮も!蓮もっ!




「んぅしょっ」


「ぅぐっ…」


「んううう」


「…ァッ、…?蓮…、?」


「んぅ、蓮も」



パパをよいしょってして、パパとママのところにんぅうううってしたら、蓮もいっしょできた!

そしたら、パパのおめめあいてたね、パパおっきしたの???




「…ったく、蓮ちゃんよォ…。起きてパパたちの部屋くンのはイイけど、パパのこと踏むの、パパかわいそうだろ〜、?」
「んーん」
「…パパがかわいそうじゃないの?」
「んぅ!」




だって、蓮ちゃんはママといっしょにねんねするよっ。
だからいいの!パパはへーきよ!



ママ、ふかふかできもちいーねっ。










「…ってことがあって、俺っちは蓮に踏まれて起こされた上に場所取られたワケ」
「あはは…、だから蓮がここで寝てたのね」


ふわふわとママのあったかいおててがあたまをよしよししてくれるゆめをみたの。

パパもママもわらっててね、蓮といっしょにごろんってしてたの。


あ、うーちゃんもいっしょ!

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