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 自己紹介



カノンノ「リルト、入るね」

リルト「どうせ、いいって言う前に入ってくるんだろ..」

カノンノ「あはは、いきなり休んでるところに、ごめんね?リルトにどうしてもちゃんと挨拶したいっていうものだから..」

リルト「は?.........さっきのガキじゃねえか..」

カノンノ「うん、ユウ..彼がもう一度会いたいって」

リルト「ふーん......」

ユウ「っ!!!」
リルトが目をやると、カノンノの陰に隠れる動作を。

リルト「怯えてるけど」

カノンノ「え?あ、あれ?ユウ..??…さっきまでは話したいって乗り気だったのに…」

ユウ「ユウ、ヨロシク..」
カノンノの後ろに隠れながらなぜか片言で喋る。

リルト「お前自分から来たいって言って来といて..........お前、今..ユウ......って言ったか?」
急にユウに近づく

ユウ「......!」
さらに隠れる

カノンノ「リルト、ユウ..怯えてるし、顔怖いし......どうしたの?急に顔つき変えて..」

リルト「え?........しっ、知らねえよ……俺は元からこんな顔だ.........あー、ユウ?ユウって名前なんだな?オレはリルト、リルト・メサイアだ。ここで匿われてギルドに所属させられてるしがない傭兵だよ。と、これで..満足か?自己紹介は済んだし、だったらさっさと出てけ、疲れてるんだ」

ユウ「う......」

カノンノ(うーん、いつもにまして口が悪くなっちゃった......って、あれ?リルト、今..フルネームで名乗らなかった?最近まで、名前しか覚えてないって言ってたはずなのに..もしかして...)

カノンノ「リルト、今、名前...もしかして、何か思い出したの?それに、傭兵って…」

リルト「......な......なんとなく…こいつに見覚えがあった気がしたが、そんなことはなかったし、名前もそんな気がして名乗っただけだよ。うるせえな、アンタに気にされる覚えはねえし、どうでもいいだろ!これからどうかよろしくお願いします!!さ、早く出てってくれ、オレは今つかれてんだ!」

カノンノ「あっ、ちょっとリルト!分かったから押さなっ..!」

ユウ「わっ..!!」

リルト「他の奴らんとこいってろ」

俺に構うなという勢いで二人を追い出すリルト。

カノンノ「.........追い出されちゃった......(確かに荒い人だけどいつもこんなに怒るタイプじゃないのに、どうしたんだろ..)」
ユウ「うぅ......またちゃんと自己紹介出来なかった..」


リルト(あのガキ見るたびに頭が痛くなりやがる.....ユウって名前、確かに聞いた覚えがあるんだ。見た目も、誰かににてるような..誰だっけ...なにか忘れちゃいけないことを忘れてる気がする...あー!思い出せそうなのにどうにもわからない!くそ..イライラする!)



カノンノ「と、とりあえず落ち込んでてもどうにもならないし...今は気にせず、まずは他の人達のところにいこ?ね、ユウ」

ユウ「......う」

カノンノ(あからさまに落ち込んじゃった......うーん、仲良くなれたらいいんだけど..)

カノンノ「い、行こ、ユウ?」

ユウ「...........うん」




―――――
リルト書いたらそれだけで終わった..長くなったので!これまた中途半端ですが次こそは皆のところ行かせます!




おまけ↓

リルトでクラトスに自己紹介するシーン


リルト「失礼しまーす..挨拶回りしろって言われたんで......」
クラトス「...............」腕組立ち
リルト「リ、リルト..です......」
クラトス「...クラトス・アウリオンだ」
リルト「............」
クラトス「このギルドで傭兵をしている」
リルト「...............それだけ、か..?」
クラトス「...よろしく頼む」
リルト「あ、は、はい、こちらこそ..」
クラトス「............」
リルト「............」
クラトス「.............お前...」
リルト「へ?え、い、いきなり、なんすか..」
クラトス「............いや、やはりなんでもない。気にするな」
リルト「そ、そうですか......(いや、気になるだろ!なんなの!)」

クラトス(似ているが......記憶を持っていないのか?..いや、そもそも ただ単に似ているだけか.........まあ、今はどちらでも良いことか)

リルトとどっかの世界で会ってたアウリオン。ディセンダーであるこには気づいてるけど他の世界の存在だとまでは分かってなくて単なる記憶喪失を記憶持たずに生まれて来たかリルトっぽいディセンダーかと勘違いしてるという話し。長いね!





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