部活が終了後の部室内は
開放感に包まれている。
やっと部活が終わり、
待ち遠しい放課後を前に
それぞれが仲間と談議をしている。

俺、円堂守もその1人で
隣に居る豪炎寺と
他愛も無い話を交わしていた。

ふと、こんな話題が出た。

「風丸って弱点が無さそうだよな」

突然脈絡も無く言ったので
面食らってしまった。

「え、弱点?」
「ああ」
「んー意外とあるよ。
脇腹とか」

この前(不可抗力だが)触ったら
やめろ!と怒られてしまった。

「脇腹って誰でも触られると
くすぐったくないか?」
「あ、確かに。
じゃあ他には…うーん…胸とか?」
「………お前触ったことあるのか…」

何だその変態を見るような目。
失礼な。

「だって胸触ると
風丸が可愛くなるんだ!」
「いや、意味がわからん」
「まあ見てろって」

豪炎寺の制止も聞かず
俺は風丸の元に駆けよった。


bkm

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